初めての室戸散策、その2、ヤブツバキ
喫茶店は海辺にあって、窓からは見渡す限りの大海原が見えます。対岸に本州が見え、島々が点在する瀬戸内海を見慣れた目には、頼りないほど何もない海です。
岩場ではここでも釣り人がいました。
近くではハイビスカスが何と路地植えされていて、しかも花が咲いています。
香川ではハイビスカスの路地植えはあまりみたことがないので、珍しくて撮影して見たのですが、なんとその後、ハイビスカスの街路樹?なんてものまで室戸ではたくさん見かけたのでした。
55号線はどこまでも海に沿って続いている道で、右手には海、左手には小高い山が見えます。
山は香川とは様子の違う照葉樹林の山で、冬場に来ても青々と茂った様子が、いかにも南国風です。
その青々とした林の中にぽつぽつと黄色く染まった木が見えます。高知の海辺では紅葉する木はとても珍しいので、3人で何だろう何だろう?と頭をひねりますが、よくわかりません。これが香川の山ならハゼなのですが、ハゼと違ってどの木も黄葉しています。
とうとう車を停めて、撮影と相成りました。←画像がその黄葉した木ですが、私なりに一生懸命考えて、ムクロジ?などと思っていたのですが、Rさんにメールでいましがた尋ねたら、「ハマセンダン」とご教示いただきました。なるほどそう言われれば、センダンに似てなくはないですね。しかし、香川のセンダンは12月にはとっくに葉を落として実だけの姿になっていますから、これはわからないですね。だいたい、ハマセンダンなる木があるということすら、知りませんでした。 暖温帯南部~亜熱帯の海岸に近い常緑樹林に見られる落葉高木、ということです。
シロダモの赤い実をつけた株がありました。
良く見ると花もほとんど終わっていますが、かすかに花がらがついています。
赤い実がついているので、ヤブニッケイと見間違うことはありません。
それにしても、国道沿いの道端にヤブツバキが自生しているんですね~。
11月末に散策した足摺ではまだ咲いていなくて、年内にヤブツバキの花が見られようとは思ってもいなかったので、嬉しい出会いとなりました。
道路沿いにはこんなに大きい、アシのようなものが生えています。
丈は5mもあって、見上げるほどです。
姿は香川の河原などで見かけるアシに似ていますが、何しろ大きさが馬鹿でかい・・・。
これも後ほど調べて、ダンチク(暖竹)とわかりました。イネ科ダンチク属。暖かい海岸に自生するそうです。
暖かいところでは植物は大きくなるということが、よくわかります。
この後も55号線をひたすら東に向けて走るのですが、お昼ごはんをどこかで調達しなければということになり、途中で見かけた地元のスーパーでお弁当を買い込みます。
ついでに、行動食用にとこんな飴を買い込みました。
お弁当も、そのお店で作ったという手作り弁当で、煮物なども味が良くて、そのうえ、コンビニ弁当などより安くて良かったのですが、このいも飴も懐かしい味で美味しかったです。
高知産ではなく、熊本産ですが、高知のこのお店では不思議と九州のお菓子などが多かったのは、昔から船での行き来が盛んなのでしょうかね。
飴の周囲の粉は焙煎した米ぬかだそうで、そんなところも面白かったです。
keitann様 こんにちは
今回も孤独な釣り人登場ですね。
動き回り、歩き続ける、山歩き派の人間にとっては、「静」の釣り人はもしかしたら、アウトドアの範疇では対極にあるかもしれませんね。
ハイビスカスの並木なんてのも、如何にも暖地のことでしょうね。
ヤブツバキもなんだか葉の艶に元気が漲っているように見えてしまいます。
投稿: ぶちょうほう | 2008-12-22 20:57
ぶちょうほう様、こんばんは。
高知は釣りのスポットが多いのか、あちこちで釣り人を見かけます。
50代で死んだ父は山歩きも釣りも好きでした。そして、花を育てるのも好きだったようです。
私は確実に父の血を受け継いでいるのですが、釣りよりも山歩きのほうに比重がかかって
しまいました。
しかし、山歩きと釣りの両方を楽しまれる方も高知には多いみたいですね。
ハイビスカスの並木、木立アロエの街路樹、やはり南国ならではの光景でしょうね。
ペチュニアやパンジーも道沿いに植わっていて、四季の花が入り乱れて咲いているところが
ワンダーワールド高知ですね。
ヤブツバキもこちらの山で見るのより、葉がずいぶん繁っていたように感じました。
投稿: keitann | 2008-12-22 23:31