早春の低山では、その1、スズシロソウ
3月1日は、いかにも春らしい1日となりました。
県境方面ではユキワイリイチゲも咲いているでしょうが、低山もスミレなどが咲いているはずです。いろいろ行き先を考えていたら、毎年、桜の頃に登っている半島の山に、そろそろスズシロソウが咲いているかもしれないと思い出しました。
去年、桜の咲く少し前に登った山友達の方が、スズシロソウが見頃だったといっていたのを思い出したのです。
毎年、春は桜の季節かそれより少し遅い時期にしか行ったことがなかったので、少しでも咲いていればいいと思っていたのが、暖冬のせいかすでにかなり咲き始めていて、嬉しい悲鳴を上げることになりました。
行く途中、自宅から車で5分の川べり付近を見て行きます。うまくすればツクシが出ているかと思いましたが、残念ながらツクシは見ることが出来ませんでした。
その代わり、この辺ではまだあまり見かけない白花タンポポを見つけました。
四国のタンポポは愛媛や高知では白花が普通だそうですが、香川ではまだまだ黄色い花が主流です。
私が子供の頃は白花のタンポポは見たことはありませんでした。
毎年、ツクシを見ている場所にはキュウリグサだけが咲いていました。
確か、前回、2月半ばに来たときにもキュウリグサはさいていましたが、一段と花数が多くなっています。
やっぱり春なんですね~。
目的の半島の山の登り口に着いたのは、かれこれ午後3時半ぐらいでした。今回は山頂付近まで車で登ります。
毎年、登り口からほんの少し走ったところのカーブの辺りで最初のスズシロソウが咲いているのですが、今回はそこには咲いていませんでした。まだ時期的に早いのかな~と思いながら、なおも車を走らせると、中腹の日当たりの良い場所で、何か白い花がいっぱい咲いているのがチラッと見えました。ちょっと見た感じはスミレのようですが、車を停めるとスズシロソウでした。
この時期に、来るのは初めてですが、やっぱり早くくると初々しい花に会えるものですね。
真っ白になるほどではないですが、ちょっとしたお花畑の感じです。
陽射しのある場所では、眩しいばかりの日光に白とびがちの画像になっています。
でも、白い小花は清楚でほんとに可憐ですね。
ところどころで、お約束のナガバノタチツボスミレも咲いています。
眼下に見えているのは粟島です。
その向こうの小高い台地状の山みたいな島は、1月に登った高見島の竜王山です。
カーブのところに大きなヤブツバキの木があって、桜の季節にはツバキの落花で一面真っ赤に染まるのですが、今はまだ咲き初めですね。
山頂はちょっとした台地になっていて、桜の木がたくさん植わっています。
今はまだ茶色の枝ですが、1月もすれば、辺りはピンクに染まるはずです。
見上げると、オオイヌノフグリが咲いているのが目に付きました。
道路が一段下にあるのです。
4時近いというのに、まだまだ周囲は昼間のように明るいです。日がそれだけ長くなり、午後4時の日の光もこれだけ明るくなったというわけです。
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