阿讃山脈の南斜面から
香川と徳島の県境になっている標高1000mの山なみを、昔は阿讃山脈と習いました。教え子の話では今は讃岐山脈と教わるそうです。
徳島には剣山系を筆頭として数え切れないほどの山がありますから、県境の低い山なみに讃岐の名を冠しても、徳島の人たちにはどうということはないのでしょうね。逆に香川にはおむすび形の山はいくらでも讃岐平野に点在していますが、山脈となると阿讃山脈だけですから、香川に住む山好きの人間にとっては、貴重な山です。
2月末の1日、阿讃山脈の東の盟主、大滝山を徳島側からドライブしてみました。
帰りに、真っ直ぐ下らず、寄り道をしてみました。北斜面と違い、さすがに南斜面は明るく伸びやかです。
山里なので、梅の花はまだまだ咲き始めでした。
谷を隔てた向かい側の山の斜面にも小さな集落が見えます。
手入れが行き届いた畑には、今からどんな野菜が植えられるのでしょうか。
画像向かって右にははっきりは見えませんが、吉野川の流れも見えています。
その向こうには徳島の山々が見えていますが、霞んでいるのが残念でした。
空気が澄んでいれば、剣山系も見えたはずです。
菜の花は今年植えられたという風ではなくて、去年植えていたのがまた今年も出てきたというような咲き方でしたが、それでも綺麗でした。
南斜面は日当たり抜群なので、オオイヌノフグリとホトケノザが小さなお花畑を作っています。
車道の谷側にはヤブツバキもあって、一段下の斜面から生えているので、丁度目の高さで花が咲いています。
山頂近くには、もちろんブナが見られ、ヤドリギもたくさんついています。
もう何年も前に12月に来て以来、この山の裸木のブナを見るのは数年ぶりでした。
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