シコクカッコソウ、咲き始める
例年だと、この場所の花は4月末から5月初めにかけて咲きますが、今年は約10日ほども早いようです。やはり下見に来てよかったと思いました。
シコクカッコソウは種で増えるからか、いくつかの群落を作ることが多いようです。
そして、群落ごとに色や花弁の形が少しずつ違うようです。
ピンクの淡い花や濃い花、花弁が細いのや太いの、様々です。
まだ花の咲かない未開花株も含めると一つの群落でも100株近い数が自生しています。そんな群落が3つほどあるでしょうか。
いつまでもこの花に咲いて欲しいから、この場所のことはあまり人には言わないでおこうと思います。
シコクカッコソウ自体は四国ではそれほど珍しい花ではないようで、私が見ただけでも3つの山で見ています。
また、まだ確かめてはない山でも少なくとも3つの山で自生しているそうですから、まだまだ人知れず咲いている可能性は十分ありそうですね。
四国の山の貴重な財産といえるでしょう。
keitann様 こんにちは
シコクカッコソウの珍しい姿を今年もこちらで拝見させて頂きました。
葉っぱが広いですね。そのために、下から二番目の群落では、花のことを別にすればまるでクマガイソウの群生を見るような感じがします。
レッドデータの本を見ると、EN(絶滅危惧ⅠB)になっていますね。
これは是非守られるべきであり、keitann様の言われる
>いつまでもこの花に咲いて欲しいから、この場所のことはあまり人には言わない・・・・
は至極妥当なことだと思います。
是非守られ続けて欲しいですね。
投稿: ぶちょうほう | 2009-04-26 21:19
keitann様 こんばんは
先日はスミレ散策ご一緒させて頂き、楽しいひと時となりました。
また、精力的に野草山行されており、頼もしい限りです。
さて、このシコクカッコソウですが咲き始めの初々しさが何とも可憐で
この場で何時間でも見て居たいという気持ちになります。
ただこの花は可憐故に、もし自生地の情報が広まるとどうしても盗掘
といった問題が発生するのでしょうね。私もこの春だけでも幾つかの
花の盗掘あとを見る事になり、残念な気持ちを味わいました。
これら四国の限られた環境に生きる貴重な植物が、この先いつまでも、
せめて今の自然の姿のまま在り続けて欲しいです。
投稿: harry | 2009-04-26 22:45
ぶちょうほう様、こんばんは。
シコクカッコソウは本州のかたがたにとっては、珍しい花になりましょうが、四国で山歩きをする人間には
結構、なじみがある花かもしれません。
というのも、この時期は割合、あちこちの山で見かけるからです。
今日は岡山に行く予定だったのですが、天候不順のため、愛媛の山に行き先を変更しましたが、今日も、
シコクカッコソウの花を見ることができました。
葉っぱは広いですが、クマガイソウとは勿論大きさがかなり違いますね。
クマガイソウとシコクカッコソウの両方を見ることができる山も二つほどあります。
でも、時期はシコクカッコソウが咲いた後でクマガイソウが咲くという順番です。
派手な色をした花で、群落を作りますから、それこそ、目にとまれば盗掘されやすいでしょうね。
しかし、繁殖力もかなりあるようで、今日の山でも数年前よりも数は増えているようでした。
四国の山歩きをする人間のマナーに期待したいです。
投稿: keitann | 2009-04-26 23:33
harryさん、こんばんは。
先日はほんとに思いがけず再会できて、驚きました。
野草好き人間って、意外と同じ場所を散策するものですね。
スミレはこの時期、標高1000m程度でいろいろ見られて楽しいですね。
今日の山行でも、エイザンスミレ、シコクスミレ、シコクミヤマスミレなどがあちこちで咲いていました。
シコクカッコソウのこの自生地はたまたま、この前もご一緒したRさんと一緒に見つけたものです。
3,4年前のことになりますが、その後、毎年行っては、花を確認して喜びに浸っています。
私も地元の山のイチリンソウやヒトリシズカの場所をうっかり人に話した後で、そこいら中に踏み後ができたという
悲しい記憶があるので、最近は自生地は滅多に人には話しません。
花を守るためには、口は閉じておいたほうが良いようです。
本州の山のオーバーユースを見るにつけ、四国の山はまだ入山者が少なくそれゆえ、自生の貴重な花が守られていると
しみじみ感じています。
野草は盗掘や踏み荒らしさえなければ、もともとは強いものだということが最近なんとなく分かってきました。
腹立たしいことも数々ありますが、これから先も、見守って行きたいですね。
投稿: keitann | 2009-04-26 23:48