4月とは思えない寒さの皿ガ嶺、その2、コガネノコノメ
風穴の駐車場には、天候があまり良くないにもかかわらず、それでも15台ほどの車がとまっています。
この日は4月下旬とは思えない寒さで、私も冬用のトレッキングパンツに冬用の長袖の速乾ウエア、それに冬用のビエラのシャツを着て、その上からウインドブレーカーという具合。Rさんにいたってはダウンジャケットを着込み、Tさんも毛糸の帽子着用と、皆、真冬並みの格好です。それでも、暑くはないんですよ。
風穴から噴き出る冷気は年中気温が一定しているそうで、夏に来れば涼しく感じますが、厳冬期だと暖かく感じるとか・・・。この日は暑くも寒くもなく、つまり外気温は風穴から噴出す冷気と同じ気温だったようです。
風穴周辺は標高は低いのですが、噴出す冷気のおかげで、少し高いところで見るのと同じ花が咲いています。
ヤマエンゴサク、コガネノコノメソウ、コミヤマカタバミなどです。
特にコガネノコノメは、いつもより来る時期が遅かったせいか、とても綺麗でした。いつもはまだ咲き始めで、少ししか見られないのです。
ここのコミヤマカタバミは岩の上にコケと一緒に生えているので、とても可愛いのですが、お天気が悪いので開いた花があまりありません。
おまけに曇っていて、光が不足しているので、腕の悪い私には難しいです。
登り始めて間もなく、ヤマウツボが数株ありました。
そういえば去年もこの山で見ています。
周囲にはヤマエンゴサクの葉っぱやネコノメソウの仲間の葉っぱも見えますね。
高い場所で、正面から花が見えないので、シコクミヤマスミレなのかヒナスミレなのかはっきりしません。
この山にはハシリドコロがとても多くて、林床部は特にハシリドコロだらけです。
陽射しこそありませんが、樹林の林床部は、青々と何かの芽がいっぱい出てきています。
イチリンソウも開花していますが、前日の雨で、花が綺麗に開いていません。
Rさんが今度は岩の亀裂に帯状に割いているシコクスミレを見つけてくれました。
シコクスミレは一年ぶりの出会いです。
もう直ぐ稜線に出るという頃に、Tさんがアワコバイモの花を見つけました。
この場所ではまだ咲き始めなんですね。
この後、稜線に出る前に、風のない場所で、お昼にしました。
私とRさんはカップヌードルを、Tさんは暖かい味噌汁を作っています。
11時20分、ちょっと早いですが、ここでお昼ご飯にすることにしました。
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