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2009-05-21

石鎚山系ツツジ街道、その5、ゴヨウツツジ

10時40分、筒上の尾根道と巻き道との分岐までやってきました。

06年は笹倉湿原から筒上まで歩きこの尾根道を下ってきました。そして、去年は岩黒山のほうからこの筒上の尾根道を直登しましたが、道は割合はっきりしているのですが、私にとってはちょっときつかった記憶があります。

去年はゴヨウツツジはまったく咲いておらず、ちょっとがっかりしたのですが、その同じ木が、今年は数輪だけですが咲いているではありませんか。

P5167922

ゴヨウツツジはアケボノツツジと違い、花が咲くのと同時に葉っぱも展開し始めます。まだ緑の初々しい葉とともに、真っ白な花がまことに清楚そのものというツツジです。

P5167917 愛子様のお印として有名ですが、比較的高山でしか咲かないので、実際に見たことがある人は少ないのではないでしょうか。

シロヤシオという別名もありますが、私はゴヨウツツジという呼び方のほうが好きです。

またマツハダと言われるのは樹肌がまるで松のような風格があるからです。

数年前に高知の中東山で見たゴヨウツツジは実際、樹高5mを超すような古木や大木が多くて、堂々たる幹に目を見張ったものです。白い可憐な花とは対照的でした。

P5167926 去年ここに来たときは咲いていなかったので、ゴヨウツツジを見るのは3年ぶりです。ほんとに嬉しい出会いでした。

P5167931 手箱へのコースとしてS君は筒上の尾根道を登るつもりだったようですが、頼み込んで巻き道を歩くことにしてもらいました。

尾根道は直登していてきついということもありますが、キレンゲショウマの自生地があるという巻き道を一度も通ったことがなかったので、一度は見て追きたかったのです。

巻き道に入ってすぐのゴヨウツツジも花芽をつけていますが、この先は開花株は見ませんでした。結局、最初に見つけた開花株がこの日咲いていた唯一の株だったようです。

P5167936 筒上の巻き道はブナやヒメシャラなどの木が多く、また可憐な草花も多かったです。

これは中でも枝振りの良い大きなブナです。

P5167937 イシヅチテンナンショウが咲いていました。まだ葉っぱが展開していないので、咲きあがったばかりのようです。

絶滅危惧種で最初に石鎚山系で発見されたのでこの名があるようです。

私も石鎚山系以外ではまだ見たことがありません。

P5167940 ワチガイソウはここのところ登った4つの山で立て続けに見ています。

そのぐらい四国の山ではポピュラーな花だと言うことでしょうか。

でも、可憐な花で大好きな花です。

P5167950 ブナの林は丁度初々しい若葉の色がとても綺麗です。

ブナ好きのRさんに喜んでもらえてよかったです。

また、巻き道に入ってしばらく歩くと、高知側の登山口に下る分岐があって、一度登られているRさんのお話ではそのルートもブナが素晴らしいそうです。

私も是非、次回はそのルートで登ってみたいものです。

P5167954 この小さな花はイワセントウソウのようです。去年、剣山で見かけて以来、一年ぶりの出会いでした。

P5167959 スミレも見かけたので、撮影します。その場では確認している時間がなかったのですが、後でモニターで確認するとシコクスミレのようですね。

石鎚山系ではここしばらく雨が降ってないそうで、苔がちょっと乾いているようです。

P5167962

コミヤマカタバミもこの巻き道沿いにたくさんあるのですが、生憎のお天気で、ほとんど花を閉じていて、かろうじてこの花が何とか咲いていました。

確か、去年、尾根道を歩いたときも、コミヤマカタバミをたくさん見かけました。

P5167965 幸か不幸かあまり良くない天気予報のおかげで、他の人にはほとんど会わず、静かな山が好きな私にはぴったりです。

道の様子は概ねこんな雰囲気です。

アップダウンもほとんどないのですが、幾分登っているということでしょうか。

P5167971またシャクナゲの花が見え始めました。

岩場に近づいたようです。

P5167977 行く手に見えるのが筒上ピーク方面のようです。

この辺りから登山道が登りにかかります。

いつまでもアップダウンのほとんどない巻き道が続くわけではないのでした(^_^;

P5167981 エンレイソウなども登山道沿いに見られるようになります。

P5167983 コガネネコノメとワチガイソウがツーショットで咲いています。

この辺りはすでにキレンゲショウマの自生地だそうですが、まだまだキレンゲショウマは芽吹きすらしていません。

P5167985 ヒメエンゴサクも咲いていて、その傍に見えるロープはキレンゲショウマの自生地を保護するためのロープです。

キレンゲショウマが咲くような場所は剣山の自生地もそうですが、植生が豊かで、他の野草も多く見られます。

P5167987 この辺りからナツトウダイの株が多く見受けられました。

私がふだん登っている山にはナツトウダイはあまり見かけないので、珍しく思いましたが、この後、岩黒山のトラバース道でもナツトウダイを多く見ました。石鎚山系では普通に見られるのかもしれません。

P5167991 キレンゲショウマの自生地から南側は石段やこんな鉄製の階段になってきます。

P5167995 辺りは岩場になってきて、頭上にはアケボノツツジが再び見えてきました。

P1010347 手箱越に12時までに着かなければ、手箱山に行くにはタイムリミットだとS君が心配してましたが、なんとかぎりぎりの11時52分に手箱越に到着です。

画像はこのときも撮り忘れたので、この画像は帰りに撮影したものです。

ドーム状のピークが筒上のピークです。

ここで軽く休憩します。

コメント

けいさんとこを見ていると、、、
引きずりこまれちまって、じぶんがルートを歩いてるようです(^^)v

ゴヨウツツジは一枝、挿し木したんだけどつくかなぁ。

あゆさん、お仕事、手についてますか~?

石鎚周辺はブナがすごく多いところですから、あゆさんにぴったりですよ。

また時間が出来たら、うどん屋めぐりとブナの新緑を楽しみに、四国にどうぞ~。

ゴヨウツツジが庭に咲いたら素敵でしょうね。

ついたら、私にも一枝お恵みくださいませ(^_^;

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