« 緑滴る雲早山、その1、山はしっとり | メイン | 緑滴る雲早山、その3、赤い芽吹き »

2009-05-12

緑滴る雲早山、その2、カツラの木

2年前に来たときには暑すぎるほどの晴天で、小さな花々を見るのが忙しかったのですが、今回は多少ガスっているせいもあって、苔むした岩や沢の流れなどに目を奪われてしまいました。

P5086659

素晴らしい眺めだとは思いませんか?

前日の雨のせいもあって、瑞々しい緑がなんとも素晴らしいです。

P5086661 このコースは中央を小さな沢が流れていますが、沢の周囲もしっとりと岩などに苔が蒸して、まるで日本庭園さながらです。

P5086658 シコクスミレはそれほど花つきが良くなかったですが、それでもちらほらと咲いています。

P5086662 この山一帯は全国でも有数の豪雨地帯だそうで、岩や木々の苔が如実にそれを証明しているようです。

視線をふと横にやると見覚えのある木の葉が・・・。そうです、カツラの木の芽吹きなのでした。

P5086663 ガスのため、黒々と見えるカツラの幹に小さな丸い葉っぱが浮かび上がり、なんとも素敵な眺めです。

カツラというと南アルプススーパー林道を走るバスから良く見えるのですが、四国でも剣山で見かけます。そして、ここ、雲早山にもカツラが自生していると知って、ちょっと嬉しくなりました。

P5086667 前回来たときには、まだまだ花が咲いていたサイコクサバノオがこの日はもう実になっています。

P5086671 イチリンソウはあちこちに咲いているのですが、雨の後だからか、花が綺麗に開いていません。

ガク片の外側が紅色の差した綺麗な花です。

P5086673 沢を登りつめたようです。

しかし、ガスは登山口よりもちょっと濃くなってきました。

見た目はそれほどの傾斜にも見えないのですが、アキレス腱がだるくなるので、結構、きつい登りかもしれません。

P5086674

皿ガ嶺ではそこいら中で大群生しているハシリドコロですが、ここでもまずまず見かけました。

P5086678 ツルカノコソウらしい芽吹きとコミヤマカタバミ、そして上のほうにはイチリンソウも咲いています。

P5086681 まだ花の咲いているサイコクサバノオも何とか見られました。

P5086683 ガスが濃くなってきた森は、どこか幻想的です。

P5086686 ヤマエンゴサクは登山口からちらほら見られますが、少し登ったところでは綺麗なブルーの花でした。

コメント

落ち着いた、素晴らしい眺めの山道ですね
こういった山を、草花を愛でながら歩くのっていいですよね〜

アコモさん、こんばんは。

徳島の山は標高こそは石鎚山系ほど高くはないですが、幾重にも重なった山襞の奥に位置しますので、
樹林は素晴らしいものがあります。
剣山スーパー林道を走っていると、新芽の時期はほんとに清清しいですよ。
紅葉の時期もきっと目を見張るものがあるでしょうね。

香川からだと、愛媛の山にお邪魔しようか、徳島の山にお邪魔しようか、ほんとにどちらも甲乙つけがたいですよね。

コメントを投稿

フォトアルバム
Powered by Six Apart

私のもうひとつのブログです。よろしく

更新ブログ