北アルプス最北の山旅、その2、ミズバショウの花後に驚く
バスでやってきたYさんはザックのパッキングもばっちりですが、私はというと新たに買いこんだ行動食などがかさばって、うまくザックに入りません。車だと、何でもかんでもぽんぽん積み込めるので、こういうときはいいような悪いような・・・。
どうしても、ザックに入らないものを急いでウエストポーチに詰め込みましたが、これが良くなかったようです。
歩き始めは13時35分です。遅い歩き始めなので、暑さが気にかかります。この日は標高1470mの蓮華温泉から標高2469mの白馬大池まで1000mの登りです。
蓮華温泉の庭に植えられていた花が咲き始めていたのが珍しく撮影してみました。このときは名前がわからなかったのですが、帰宅して調べるとカライトソウのようです。朝日岳からの下山途中でも見かけたのですが、雨が降っていて撮影したかどうかあやふやなので、ここでアップしておきます。この後、白馬方面でもあちこちでワレモコウに似た株は見かけましたが、花の時期には早かったようで、開花していたのは朝日岳をかなり下ったところだけでした。
蓮華温泉の敷地内に道標が立っており、これにしたがって登っていきます。
梅雨時の花は白い花が多く、オニシモツケの花も標高1500M付近では良く見かけます。
花はすでに咲き終わっています。
葉が大きいのと鋸歯があるので、オオイワカガミかもしれません。
花を見てみたいと思いましたが、結局、咲き跡しか見られませんでした。
私も最近、あるHPで、見せていただいていたので、何とかわかりましたが、これってなんとミズバショウの花後の姿なんですよ。
因みにこちらは朝日岳からの下りに見かけたミズバショウの花後の群生です。
まるで、南方系の植物と見間違いそうなでっかい姿は、可憐なミズバショウからは想像もつきません。
蓮華温泉へいたる車道の傍らでも何度も見かけました。
たいていの人はこの姿しか知らないでしょうね。
同じ山域でも、低い場所から高い場所まで歩くことによって、花の様々な姿を見られるのが面白いところです。
これも帰宅して調べるとエゾシオガマで、私にとっては勿論初見の花です。
毎年、アルプスで見かけていて御馴染みのズダヤクシュがここでは見頃で咲いています。といっても、小さな花で、こんな花はよほど花の好きな人でないと、注目しないでしょうね。
園芸種のティアレアなどの仲間です。
これは石鎚山によく咲いているミソガワソウのようです。
ここ以外では見ませんでした。
ミソガワソウの後方には白く変色したマタタビの葉っぱも見えています。
一昨年、去年と、鏡平への登りで見かけたオオバミゾホオズキも咲いています。一年ぶりの再会ですね。
手前に生えているのはオオイタドリのようです。
オオイタドリは中部地方以北から北海道にかけて分布しているそうで、蓮華温泉付近ではたくさん見かけました。
四国の石鎚山系でも工事で紛れ込んだオオイタドリが生えている場所を一箇所知っていますので、これは初見ではありませんでした。
この後、朝日岳からの下りのときにも、この赤い屋根が良く見えました。
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