ヤマボウシとフジイバラ
ヤマボウシの花は、去年、県内で山間部の車道を走っていたときに、ずいぶんたくさん咲く場所を見つけたのでした。今年も見に行こうと思いながら、なんとなく見に行きそびれてしまい、今年はヤマボウシの見頃を見ずに終わりそうだと思っていました。
ところが、見ノ越の剣山登山口付近にヤマボウシが咲いていたのでした。
山の花は標高の高い場所では、意外と遅くまで咲いているものなので、早々と諦めなくても良さそうですね。
その後も、祖谷方面への下り始めの辺りに、何本ものヤマボウシが咲いていました。
見ノ越で見たヤマボウシは日当たりで咲いていたので、ちょっと花が見頃を過ぎていましたが、ここのは日陰なので、まだ綺麗です。
昔はハナミズキの木も綺麗だな~と思いましたが、やはり今ではヤマボウシのほうが数段好きです。
こちらも白い花で、夫婦池付近の車道沿いに咲いていたフジイバラのようです。
東赤石で見てきたフジイバラと良く似ていますし、剣山には少しですがタカネバラも咲くと聞いていますから、フジイバラが咲いても不思議ではないのでしょう。
素晴らしく花つきの良い株で、お天気が良かったら、どんなにか綺麗だったでしょう。
こちらは見ノ越の駐車場から見えたツルアジサイです。
例年、ツルアジサイは嫌というほど見るのですが、今年はそういえばあまり見ていません。
見ノ越のリフト乗り場の直ぐ傍にトチの大木があって、そのトチにはウナズキギボウシが着生しています。
そうすると、このギボウシもウナズキギボウシでしょうか。花が咲いてないので、わかりませんが・。
こちらはこの時期、山に来ると必ず何度も見かけるヤマアジサイです。
貞光の町から見ノ越までの道中には沢の綺麗な場所が何箇所もあります。
ここは標高1200mぐらいにある小さな沢ですが、雨が降っていたので、水量も多く、しっとりとした眺めが良かったです。
カツラの葉っぱって、可愛い形をしてますよね。
ヒメコウゾの実は以前にも見たことがありますが、こんなに赤く熟れているのは初めてでした。
ヒメコウゾの赤い実は、野草友達からあまり美味しくないと聞いていましたが、なるほど口に入れてみると、やたらと甘い味です。
やっぱり、ナガバノモミジイチゴのように酸味と甘味が適度にあるほうが美味しく感じます。
帰り道、蕎麦道場で美味しいお蕎麦をいただき、ついでだからと武家屋敷、喜多家を見て帰ることにしましたが、かなりの山道を5キロ近く走りました。
山道を常に運転しているものでなければ、ちょっと引いてしまうような道でしたが、ほんとにこれで合ってるの?と思うような山道を走ると、突如、集落が現れます。
残念ながら、休館日で中は見せてもらえませんでしたが、近くにある大きな鉾杉に圧倒されました。
祖谷地方には、今年に入ってすでに4,5回は訪れましたが、驚くほど山深く入っても、集落があり、家があります。平家の落人がひっそりと暮らすにはまさにうってつけの土地だったのでしょうね。
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