1年ぶりの冬の弥谷山、その1、ツバキとメジロ
10日に八塔寺山に登ったものの、山頂まで往復しても1時間足らずというあまりに軽い行程で物足りず、翌11日に実家に取りに行くものもあったので、一人で実家付近の山を歩くことにしました。
秋にいつも一度は登る黒戸山や弥谷山に、去年の秋は登ってなかったので、一度ぐらいは登っておこうという気持ちが出てきました。
画像は、11日に弥谷山の山門を少し上がった場所で見かけたヤブツバキです。
去年は山友達や野草友達などと、偶然にもまったく同じ1月11日に同じ弥谷山に登っていますが、ヤブツバキはたった一輪しか咲いていませんでした。
今年は一体に花が咲くのが早そうです。
車を弥谷寺の駐車場に停めて、先ずは俳句茶屋に立ち寄りました。
冬場は寒いので、お店の中に入れてもらって、ストーブにあたりながら、アメ湯を注文していただきました。
今から山に登るのだと話すと、茶屋の女主人がひどく心配してくださいました。
すでに時間は2時近かったので、山の日暮れが早いことなどを心配されていたようです。
でも、この山は年に、2,3度は登る山ですし、今までに10度以上は来ているので、下山が日暮れを過ぎるなんてことはありませんし、もし何かあったら弥谷寺へのショートカットの道もついていますから大丈夫です。
低山とは言え、霊場の山門はさすがに雰囲気があります。
山門通過は13時57分です。
山門から少し上がったところに、黒味がかったヤブツバキの花を咲かせる株があって、何度か花を見ています。
今年はすでに何輪もの花を咲かせていましたが、生憎と上のほうに咲いているので、なかなか上手く撮影できません。
所がふと前を見てみると、目の前にまだ小さめの株があって、私の目の前で花が咲いていました。
黒っぽい花を咲かせる株は実生で増えたのか、その付近に数株あるようです。
こちらは普通の赤いヤブツバキですが、高かなり咲いていて、陽射しの具合も丁度良くて、とても綺麗でした。
そのまま進もうとしていたら、メジロがヤブツバキの木に飛んできました。
吸ってはまた前を見て、また蜜を吸って・・・そんなしぐさが可愛くて、しばらく見とれてしまいました(^_^;
アオキの実は我が家の庭でもあちこちで見かけますが、野山でも時折見ますね。
前を行く男の方は、疲れないようにと、階段をジグザグに登られていました。
私はといえば、前日に八塔寺山に登ったばかりなので、この日は足取りも軽く階段を登れました。
階段を登りつめたところにある、サザンカの花も、やっぱり今年は花つきが良かったです。
ここから右手に行くと天霧山方面への分岐があります。
本堂のほうへ向かわず、天霧山方面へと進むと、そこからは参拝の人もほとんど歩かない道となります。
この山もコウヤボウキが多く、お馴染みピンクのコウヤボウキの綿毛がありました。
へんろ道にかかっているお札は、考えさせられる言葉がたくさんあります。
それにしても、このへんろ道は海岸寺の白方へと向かうへんろ道で、歩く人も少ないのですが、このお札は日付が去年の11月下旬ですから、つい最近通られたのでしょう。
天霧越までは鬱蒼とした樹林帯の中を歩くのですが、今までこの道でヤブツバキが咲いているのは見たことがなかったのですが、この日はところどころで咲いていました。
たぶん、2月~3月になるとヤブツバキも一杯咲いているのでしょうが、私がその頃にここに来てないのですね。
お地蔵さんや道標などが賑やかに立ち並ぶ、私にとってはもうおなじみの場所です。
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