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2010-03-12

早春のスミレと樹木の花、その2、ダンコウバイとクロモジ

スミレはまだまだ咲き始めたかどうかと言う状態で、コスミレなどもこの山ではまだ花芽の状態でしたが、驚いたのは樹木の花が思いのほか咲いていたことです。

特にダンコウバイはかなり咲きあがっていて、あちこちでいかにも春らしい黄色の花を見せてくれました。この山にはダンコウバイが多いのです。

P3081341

この日見かけたダンコウバイです。

クスノキ科クロモジ属の落葉低木ですが、どちらかというと低山でよく見かけるように思います。

シロモジなどが標高1000m程度で見るのに比べ、ダンコウバイは里山の樹木と言う気がします。(もし、間違っていたら、ご教示くださいませ)

P3081224 今回は、雌雄があるというダンコウバイの芽花と雄花の違いに着目してみました。

これが雌花のようです。

花の中心に白いメシベが見えています。

P3081217 少し離れて撮影しても、白いメシベが見えます。

気のせいか、花も大きいようでした。

P3081248 一方、こちらはメシベがなく、同じような形をしてオシベばかりなので雄花でしょうね。

P3081191 御株の全体の姿です。

花はやはり雌株の花より小さいように思います。

P3081208 ダンコウバイの直ぐ近くにあったクロモジは、花がまだ咲き始めたばかりでした。

同じ環境だとダンコウバイのほうが早く咲くようです。

P3081214 クロモジの樹肌は緑色がかっていて、黒っぽく見えます。

そこからきっとクロモジと言う名がついたのでしょう。

ダンコウバイよりも日陰を好むようで、杉林の下などでも良く見かけます。

新芽を少し手折ると、とてもよい香りがあります。

P3081236 同じく、クスノキ科のヤマコウバシです。

今の時期でもこうやって茶色のはをつけているのですから、良く目立ちます。

ヤマコウバシの花が咲くのは、ダンコウバイやクロモジと比べると遅いようで、その頃には他の樹木が芽吹いているので、どうも観察がおろそかになってしまいます。

葉っぱのある時期は、直ぐに見分けがつきますが、花だけだと、見分けがつきにくにいです。

この仲間の木が大好きで、見始めて7年ほどになると思いますが、最近ようやく区別がつくようになったばかりです。

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