早春のスミレと樹木の花、その3、ウグイスカグラなど
この山に早春に来ると、ウグイスカグラの花もいつも確かめることにしています。
山頂付近にウグイスカグラの木が何本かあるのです。
さすがに、まだ時期が早過ぎて、咲いていたのはほんの少しでしたが、今年もあのなんともいえない独特のピンクの花に会えました。
青空をバックにしたら、なんとも素敵なピンクなのですが、生憎とこの日は薄曇でした。
小さな花で、しかも少し離れた枝に咲いていたので、片手で引き寄せて、ちょっと苦労しました。(^_^;
大きそうに見えますが、実際はうんと小さな花で、花冠の長さは1.5センチぐらいです。
6月になると赤い綺麗な透き通った実をつけて、その実は、甘くて食べることが出来ます。
それほどたくさん固まって生えているわけではないですが、低山などでも時折見かけます。
こんな可愛い色の花は珍しいので、出会うと嬉しくなります。
スイカズラ科の低木です。
白い花が咲いていて初めて、「ああ、ナガバノモミジイチゴがもう咲く季節なんだな」と、思いました。
ダンコウバイやクロモジのことは思い浮かぶのですが、ナガバノモミジイチゴの花を見に行こうとは思わないのですね。
ちょっとヤマザクラにも似た花と渋い葉っぱ・・・。
トゲさえなければいいのですが、そううまくはいかないものですね。
初夏に実るオレンジ色の実も絶品です。
若葉も綺麗な色をしていますが、葉の展開する前の、花と実も、独特の光景を見せてくれます。
そして、つい2月の末までは、山に入っても匂わなかった独特の匂い、そう、ヒサカキの匂いを今回は山のあちこちで、感じました。
そろそろヒサカキの花が咲き出したのだなと思い、葉っぱの下を見てみると案の定、咲いていました。
ヒサカキにも雄花と雌花があるそうなのですが、このときは観察し忘れました。
ふと地面を見てみると、ツチグリがえらくたくさん出ていました。
今年は雨が多いのですが、ツチグリもキノコの一種だそうですから、そのせいかもしれません。
幼菌は食べられると書いてあるサイトもありましたが、ちょっと口に入れるのは勇気が要りそうです。
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