朝鍋鷲ヶ山~毛無山、花散策縦走、その6、カタクリを目指す
岡山の分県ガイドによると毛無山~朝鍋鷲ヶ山までの稜線は約7kmの距離があり、時間にして5時間かかるとあります。金ヶ谷山までは来ましたが、それでも3分の1ぐらいしか歩いていません。これからが長いですね。
10分ほど山頂で休憩した後、10時53分に再び歩き始めます。
結構急な下りですが、階段がつけられていて下っていると、階段の木のところにサンインスミレサイシンが咲いていました。
固まって咲いているところもあって、綺麗でした・・・・と言いたいところですが、このスミレはがっしりしたスミレという印象が強いです。
軸なども太くて、花も大きめで、たくましいスミレですね。
四国でもナガバノスミレサイシンを見かけますが、もう少し華奢なイメージがあります。
手前にキクザキイチゲの葉も見えています。
このときは普通のったいツボスミレはほとんど見かけなかったのですが、その数少ないタチツボスミレが金ヶ谷山の山頂直下で咲いていました。
ブナの間から向こうの峰が見えていますが、あれはまだ白馬山ではないんでしょうね。
白馬山まではまだコースタイムにして2時間以上の歩きのようです。
11時8分に道標の横を通過です。
標高800m付近に「山の駅」があって、金ヶ谷山だけに登る際はそこを基点に登るルートがあるようです。
縦走中に何かあったときのエスケープルートとしても使えそうです。
ここまで下ってくると、ようやく咲いているタムシバを見ることが出来ました。
縦走路はずいぶん広いのですが、国体の時に広げられたものでしょうか。
時折雲が出てきますが、天気は概ね良好で、青空がとても気持ちよいです。
私は登りで汗が出るのですでに半袖ですが、他の二人は長袖で歩いています。
稜線から北側に目をやると、時々、大山がこんなに綺麗に見えます。
朝鍋鷲ヶ山の展望台から見たときよりも、雲が取れて良い感じです。
12時前、展望の良さそうな場所でお昼にします。
気温も暑くなく寒くなく、微風が心地よくて、いつまでもその場で眺めを楽しんでいたいようなひとときでした。
こんな気持ちよい歩きは、貴重ですね。
お腹もいっぱいになったところで、歩き始めます。
反対の南方面には先ほどから土用ダムというダム湖が見えています。
時々、このダム湖方面に下ろうとする人がいるのか、ダムの敷地内を通り抜けることを禁止した立て看板がありました。
この辺りが縦走路中でいちばん標高の低い場所だったようです。
ダムの水面が目の下に見えていました。
縦走路に再びキクザキイチゲの花が見え始めました。
白馬山への登りは最初はちょっと急でしたが、やがて緩やかになってきます。
Rさんがちょっと疲れてきたようですが、白馬山にはカタクリが咲いているからと励まします。
しばらく見なかったエンレイソウもここに来て再び咲いています。
花が咲いているとRさんも元気になります。
やがて、少し向こうにピークらしき雰囲気がしてきました。
なにやら話し声も聞こえてきます。
と、思ったら、人影が見えてきました。
一登りしたところが白馬山山頂でした。
時刻は13時10分、カタクリの花が咲き乱れていますが、それまで誰も歩いてなかった縦走路が嘘のように、白馬山山頂は多くの人がいました。
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