朝鍋鷲ヶ山~毛無山、その8、キンシベボタンネコノメ
山頂には1組の方を除いては誰もおらず、ゆったりとした気持ちで展望を楽しみます。
この時間になっても大山がこれほどはっきりと見えていること、そして歩いてきた道のりの長いことにRさんが感嘆しています。
私も夏に白馬~朝日までの長かった道のりを眺めたときのことを思い出しました。
歩いてきた山なみを見ると、人間の足って偉大だと思います。
大山をバックに白馬山からのブナ林に覆われた縦走路を眺めます。
15時になったので、そろそろ下り始めることにします。
後は下るだけなので、気分的に楽です。
ここでも笹の中で咲いていました。
結構、強い花ですね。
1月にはシリセードで下った9合目までですが、今回はまったく雪がないので雰囲気がまったく違いました。
下に避難小屋が見えてきます。
前回はここをシリセードで下ったのでした。
そして、前回は霧氷がついていて、とても綺麗だったブナ林も今回は芽吹き前の落ち着いた雰囲気です。
そして、小さな沢筋に、見たことのない黄色の綺麗なネコノメの仲間が見えてきました。
キンシベボタンネコノメというそうです。
ボタンネコノメソウは萼裂片が赤いのですが、キンシベボタンネコノメは萼裂片が黄色らしいです。
それにしても鮮やかな色合いですね。
いがりさんの分類では「山陰型タチツボスミレ」になっているスミレでしょうか。
コタチツボスミレでも良いのでしょうか。
四国でも良く見返るフウロキケマンの変種でボ母種より大きく丈夫とあります。
確かにフウロケマンはこんなに大きくなりませんね。
キンシベ ボタンネコノメは珍しいのかと思いましたが、かなり見られました。
熱心に撮影されているので、かなり後のほうを下ってくるRさん。
先ほどから沢筋ではお馴染みの花、ハシリドコロもところどころで咲いています。
稜線を歩いているときは、まだ花芽が上がりかねていたオオカメノキも、ここでは花盛りです。
かなり高度を下げてきたようですね。
コメント