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2010-05-07

朝鍋鷲ヶ山~毛無山、花散策縦走、その4、ダイセンキスミレ

キクザキイチゲにも目を奪われましたが、それ以上に思わず歓声が上がってしまったのが、ダイセンキスミレの群生でした。

P5018121

このスミレが見たくて、わざわざ長い縦走歩きを選んだのでした。

3人で大喜びしました。

勿論、ここでしばし撮影タイムとなったのは言うまでもありません。

P5018120 咲いているという情報は得ていましたが、どのぐらい咲いているかはまったく知らなかったので、思いのほかたくさん咲いているのが嬉しかったです。

P5018139 

キクザキイチゲも近くで1輪咲いていて、ツーショットで撮影できたのも良かったです。

一目見てまず思ったのは「小さいスミレ」ということでした。

ダイセンキスミレはオオバキスミレの変種ということは知っていましたが、いつも北アルプスで見ているオオバキスミレはかなり大きめなので、ダイセンキスミレもまずまずの大きさだろうと思っていました。

なので、思っていた以上に小さく感じたのかもしれません。

P5018124 「オオバキスミレの亜種。鳥取県のおおやまをはじめ、中国山地の800m以上のところに生える。オオバキスミレは湿り気の多い谷すじから乾燥した崩落地まで幅広く生育するが、ダイセンキスミレは草原や崩壊地などに生え、谷筋では見られない。全体に小型で葉は光沢があり、葉脈がへこむ。また、茎は紅紫色を帯び、短毛が多い。ナエバキスミレとの違いは根茎をのばさず、閉鎖花を結実させる傾向が強いこと、葉がほとんどム網であることなど。」とあります。(以上、いがりさんの「日本スミレより」)

P5018147 笹の間から咲いているダイセンキスミレです。

小さなスミレであることがお分かりいただけると思います。

P7165310oobakisumire こちらは去年、北アルプスの朝日岳で見てきたオオバキスミレです。

こちらはかなり大型のスミレでいちばん手前の茎葉がかなり大きいのが特徴だと思いました。

P5018163 しばらく進んだ後で、ダイセンキスミレを撮る際の設定を間違っていたことに気付き、慌てて少し引き返しえ、撮った画像です。

P5018175 ダイセンキスミレの近くにはシハイスミレも多かったです。

P5018225 シハイスミレもちょっと固まって咲いています。

ここのシハイスミレはまるでマキノスミレみたいに真っ直ぐに立っているのが印象的でした。

P5018240 花の色も一際赤味が強くて、ほんとに綺麗です。

P5018187 また稜線上にもオオタチツボスミレらしきスミレを見かけました。

次々とスミレが出てくるので、スミレ好きにはたまらないですね。

コメント

keitann様 こんにちは
キスミレはダイセンキスミレという種類ですか。
遠くまで出かけて、お目当てのものに出会えてよかったですね。
おめでとうございます。
花は小さいながらも爽やかに、鮮やかに咲いていますね。
花に遇われた皆さんの興奮と感激が伝わってきたような気がします。

ぶちょうほう様、こんばんは。

今回、岡山の山で見てきたキスミレはダイセンキスミレといい、オオバキスミレの亜種です。
でも、普通のキスミレは4月末に九州の由布岳の麓で見てきたんですよ。
いがりさんの「日本のスミレ」には九州などで咲くキスミレのことを別名イチゲキスミレと書いて
あります。
ぶちょうほう様がいつもそのように書かれていたのですがイチゲキスミレという呼び方も正しい
呼び方のようです。
数年前からキスミレは見てみたいと思っていたのですが、今年はおもいがけず2種類のキスミレに
出会うことが出来て、ほんとうに出来すぎですね。
今年は週末が天候に恵まれているので、花散策もラッキーな側面がありました。

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