6月に見た野草、その3、アカバナルリハコベとナルトサワギク
6月の第3週末は、古くからの友人とひょんなことから淡路島に泊まることになりました。
どこかに泊まると、朝は早めに起きてホテル周辺を散策して、その付近の植生を見るのが最近の習慣です。
淡路島は四国とは距離も近いし、気候もほとんど同じですが、ホテルの近くの海辺で何か赤い小花が咲いているのを見つけました。
小さな花ですは、しゃがみこんで目を凝らすと直ぐにわかりました。
我が家でも3年ほど前から咲く花でアカバナルリハコベでした。
自宅ではルリハコベもアカバナルリハコベも縁あって、育てるようになって3年ほど経ちます。
ですから、どちらも自宅では良く見ているので、花を見るとすぐにわかりますが、もしそうでなくとも、野草の掲示板などでお目にかかる花なので、直ぐにわかったことでしょう。
ルリハコベには園芸種のアナガリスというのがあって、これもほぼ10年ほど前から育てています。そして、やはり園芸種の赤花アナガリスというのもあります。どちらも野草のルリハコベやアカバナルリハコベよりも一回り大きいです。
海辺と言っても咲いていたのはアスファルト舗装された隙間から咲いていたのです。
ですから、相当強い花なのです。
我が家で育てているのも、あちこちに種を飛ばして、他の鉢からどさっと発芽してきます。
それにしても、何気なく見ていても、いつどこで野草との出会いがあるかわからないものですね。
あと、ホテルの周辺を散策していて気付いたのが、この黄色い花です。
綺麗な花だし、最初は園芸種の花を植えてあるのだと思っていましたが、それにしては、道端のいたるところで咲いているし、植えてあるようには見えません。
「ナルトサワギク」という名前を。
確か、特定外来生物のリストにそんな名前を見かけたことがありました。
そういえば、山に自生しているサワギクに似てなくもありません。
そして、この場所は鳴門から大鳴門橋を渡った直ぐ近くの場所です。
鳴門に生えている植物が生えていてもおかしくないですね。
ナルトサワギクについて少し調べてみました。
マダガスカル原産で、開花は周年で開花の早い時期でも結実するそうです。
家畜が食べると有毒ということで、そのあたりも懸念されますね。
見た目が可愛い花だけに、ちょっとびっくりしました。
幸いと言うか、香川ではまだ見かけないように思いますが、淡路島では相当はびこっているような印象を受けました。
こちらは香川の海岸でも良く見かけるツルナですが、花はまだ咲いてないようでした。
このアオイ科の花も、見たとjきはなんだったかわからなかったのですが、後で葉の形からタカサゴフヨウだとわかりました。
タカサゴフヨウはこの辺りでも夏場に良く見かける花です。
自宅にも嫌と言うほどはびこってしまったツユクサの花も淡路島で今年の初見の花を撮影することになりました。
自宅では見つけると抜いてしまうので、花が咲くのはもっと遅い次期になるのです。
前日に訪れた「奇跡の星の植物館」では勝手に生えてきたと思われるヒナギキョウを見かけました。
好みの花なので、わざわざ河川敷などに撮影に行くほどですが、おかげで今年は行かずに画像が撮れました(^_^;
もう一種、やはり植物館の周囲の芝生の中で見かけたタンポポみたいな花ですが、葉が普通のタンポポとは違っていて、なんだかよくわかりませんでした。
私は園芸種の花もかなり育てているのですが、園芸種でもあまり見たことがないように思うのですが・・。
この朝霧の向こうには大鳴門橋がほんとは見えるはずなんですよ。
主婦はなかなか夕焼けの時間には、家事が忙しくて眺めることが出来ませんが、泊りがけで旅をするとこういう良いこともありますね。
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