010年夏、扇沢~鹿島槍、その3、ケルン
すでに標高は1700mに達しているでしょうか。
登山道沿いにはところどころで針葉樹が鬱蒼と繁っています。
イワナシの葉は登山口から少し上で、すでに見かけていましたが、ここでは実をつけた株を見ました。
花はすでに終わっているみたいですが、まだまだ高度を上げていきますから、どこかで花が見られるかもしれません。
位置的に考えると種池山荘から針ノ木へと向かう稜線が見えているはずですから、岩小屋沢岳とか鳴沢岳のようです。
去年の白馬方面でも見ていますが、恐らくカライトソウではないかと思います。
カライトソウも私が登る時期には花には早過ぎるので、いまだにきちんと花を見てないですね。
後ろにはハナニガナのクリーム色の花がぼけています。
この付近のハナニガナは淡い黄色の花が多くて、珍しいと思いました。
かと思えば、こちらは、四国でもお馴染みの真っ白のシロバナニガナ。
13時53分、ケルンを通過です。
地図にはケルンから種池山荘が見えると書いてありますが・・・・。
雨がやんだだけでなく、展望も少し出てきて、予想外の出来事に嬉しくなってしまいました。
事前にどこかで読んだのですが、ケルンから先の山道は勾配も緩やかになり展望が望めるとありましたが、まさにその通りでした。
ここから先は山腹を巻く様な感じで道がついています。
毎年、アルプスで可憐な姿を楽しんでいるゴゼンタチバナに今年も会えました。
この辺りで標高2000m弱です。
そろそろ高山の花が現れて来そうですね。
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