010年初秋の九州ドライブ、その5、ツリフネソウ
もう一ヶ所立ち寄りたかったのは、宿から車で5分もかからないという池山水源というところでした。ドライブに来る前にも、旅行の雑誌などでちらりと見ていたのですが、熊本には名水が多いらしく、名水巡りとか水源巡りの旅が人気だとか・・。
特に阿蘇の周囲には綺麗な湧水が多いのだそうです。
その池山水源の水が清冽な流れとなって流れ始めた場所に、なにやらピンクの花が見えました。
近付くと、びっしりと言って良いほどのツリフネソウが咲いていました。ツリフネソウは四国ではあまり見られない花なので、嬉しかったです。去年はやはり9月の前半に山陰を旅したので、あちこちでツリフネソウを見かけましたが、九州にも結構咲くようで、この他にもところどころで咲いているのを見かけました。
この画像の向かって左側が水が湧き出て作っている池です。毎分30トンの水が湧き出ているそうで、湧き出た水がせせらぎとなって、産山村の田畑を潤し、生活用水となっているのです。
この画像奥のほうで水が湧き出ており、肉眼でもでもそれとわかります。
この水は九重に降った雨が長い時間を経て、地下水となって湧き出たものだそうです。
あたりは綺麗なシダやセキショウのような植物が自生していて、見た目もほんとに清らかそのものです。
地区の人たちが大事にしているのがうかがえます。
水源の周囲はこんもりとした林になっていて、なにやら見覚えのある花が・・・と思ったらノブキの花が咲いてました。
朝一番の花はどれも清々しくて良いです。
ヨメナの株にもクモが巣を張っているのが、いかにも秋の初めの眺めでした。
池山水源の水汲み場です。
大きなポリタンクやペットボトルを持ってこなかったのが残念でした。
でも、いくらかお金を払えば、ペットボトルやポリタンクで水を汲んで帰ることが出来ます。
池山水源は日本名水百選にも選ばれているそうです。
野菜の無人販売所では、朝7時だというのに、もう収穫したばかりのトマトが売られていました。
3個入りで100円は野菜が高騰している時期にはありがたい値段なので、勿論買って帰ります。
それにしても、渇水に苦しむことの多い香川県民にとっては阿蘇の周囲の水源は、ほんとに羨ましいです。
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