9月上旬に見た花、その1、タヌキマメなどマメ科の花
ブルーの花が好きなので、青いマメ科の花ということで、以前から他の方の掲示板で見せていただいて、ちょっとした憧れを抱いていた花です。
ほんの数株しか咲いてないのかと思ったらそんなことはなくて、その辺りにはかなり多くの株数が咲いていました。
毛の多い萼をタヌキに見立てたという説のほか、正面から見た花の姿や萼に包まれた豆菓の様子からつけられたとも言うそうです。
日当たりが良くやや湿った場所に生えるとありますが、そのとおりでした。
花は午後開いて夕方萎むそうで、私たちはたまたま夕方に訪れたので、綺麗に咲いていましたが、野草友達の方はそれとは別に午前中に訪れたら、全然咲いてなくて、てっきり花期が終わったのかと思ったそうです。
確かに花芽の萼の部分でしょうか、茶色くて毛が生えているので、タヌキのしっぱに良く似ています。
絶妙のネーミングですね。
葉は細長くて、マメ科の植物の葉ではあまり見かけない形だと思いました。
タヌキマメも多かったですが、ノアズキの花もあちこちで咲いていました。
ノアズキの花は独特の形をしているので、見るとわかるのですが、ヤブツルアズキも良く似た格好をしています。
ノアズキは山野の日当たりの良いところに生えていて、小葉は長さ、幅ともに1~3センチの卵状菱形とあります。
いちばんわかりやすいのは豆果の違いのようなので、時間の余裕があれば、豆果の様子も見てきたいものです。
マメ科の黄色い花は、これからノササゲ、タンキリマメ、トキリマメと、どれも見分けが難しいので、頭を抱えそうです(^_^;
こちらはため池の土手の乾燥した場所に生えていたメドハギです。
茎を占いの筮(メドキ)に用いたので、メドハギという名がついたとか。
後世は竹で作った筮竹が多くなったと記してありました。
確かに固くて丈夫そうな茎をしています。
ため池の土手にはこれまたマメ果の花、コマツナギが咲いていました。
これはタイワンコマツナギではなく、在来種のコマツナギのようです。
おまけに黄色い花が見えたので、遠目にはノアズキかと思ったら、こちらはミヤコグサでした。
この少し前に阿蘇で見かけたばかりでしたが、低地でも、まだ咲き残っているものですね。
秋はマメ科、シソ科、キク科など見分けの難しい花が多くなり、悩みそうですね。
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