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2010-10-24

念願の三嶺に登る、その4、赤い実いろいろ

ダケモミの丘では家から持参したお菓子類を出して、早くも食べます。汗をかくものの、気温は夏場に比べれば嘘のような涼しさで、のどもさほど渇きません。

お昼は、無論、大展望が期待できそうなので、山頂で食べるのです。

前方にはダケカンバPa184037 の木が紅葉しています。

木の幹が白っぽく見えてまるで白樺みたいです。

他の木より早く紅葉するようですね。

Pa184028 そして、こちらがダケモミことウラジロモミの木ですね。

Pa184034 でも、ダケモミの株もとに目をやると、無粋なネットが張られています。

鹿がダケモミの樹皮を食べるので、それを防止するためのネットのようです。

剣山系は鹿が増えすぎて、笹や木々がひどく枯れているのです。

Pa184051 天狗塚の登山道でも目にしますが、すっかり枯れてしまった笹の残骸・・。

Pa184060 標高1600m地点に立つ道標です。

この周囲も枯れ果てた笹が見えます。

初めて登る私は、こんなものと思っていましたが、もう10年以上も前から三嶺に登られているTさんによると、昔は青々と笹が茂った道だったそうで、昔の面影が全然なくなったそうです。

検索すると、こんなサイトがありました。

私も三嶺付近の鹿の食害の経過は見てないものの、2000年以降の剣山でのひどくなる状況を見ていたので、想像がつきます。

何しろ、剣山系の山に入ると鹿が異常に多いのです。

この日も、鹿の鳴き声は何度も聞きました。

Pa1840641 やがて、次第に頭上が明るくなり、稜線が近くなったことがわかります。

フウリンウメモドキの赤い実が1個だけぽつんとついています。

伊予富士で見かけたフウリンウメモドキも実が3,4個しかついてなかったですが、今年はどこも哀れな状況です。

Pa184071 この赤い実はフジイバラの実のようです。

フジイバラだけは暑さをものともしなかったようです。

Pa184079 南側に高ノ瀬でしょうか、白髪山から剣山へと続く稜線の一部が見え始めました。

Pa184080足元にミヤマクマザサらしき丈の低いササが見えてきましたが、これもかなり食べられています。

Pa184097 山肌に一面、綿毛が見えてきました。

カニコウモリの花後の姿です。

だいたいが群生する花ですが、かなり大きな群生でした。

Pa184100 綿毛がキラキラと陽光に光って綺麗です。

Pa184102 これはテンニンソウの花後の姿でしょうね。

Pa184112 この赤い実は、枝に棘があるのでメギの実のようです。

ヒロハノヘビノボラズも似ていますが、こちらの葉っぱは鋸歯がないのでメギのようです。

メギの実も今年は数が少ないですね。

上を見上げると、ところどころ、青いササに綺麗な紅葉がちらちらと垣間見えて、気持ちも高揚します。

Pa184109

稜線の北側はこんなに色づいています。

沢筋の斜面なので、冷たい風が吹き上がって、色づくのも早いようです。

Pa184106_2 行く手に独特の赤い色が見えてきました。

あれが有名なマユミの古木ですね。

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