今年も秋の伊予富士を歩く、その2、桑瀬峠
アケボノソウは四国では登山口までの車道を車で走っている際に良く見かけるので、こうして山を登っている最中に見るほうが珍しいぐらいです。
案の定、下山後の瓶ヶ森林道散策でもあちこちで見かけましたが、9月末の中国山地で見たアケボノソウがすでに終盤だったので、咲き始めの株を見ると、やはり撮影せずにはおれません。
登っていくうちに、こんなにたくさんのアサマリンドウが出てきました。
2人でキャーキャー騒ぎまくりです。
綺麗な花を見ては興奮し、雄大な展望を見てはうっとりし、これが何よりのストレス発散になっているのは確かですね。
去年は9月半ばに登ったので、桑瀬峠までは花芽のほうが多かったのですが、さすがに10月に入ると、開いた花のほうが圧倒的に多いです。
でも、そのぶん、稜線上では花が終盤なのでは?という心配が出てきました。
ところどころで、黒いキノコみたいなものが出ているのは、ミヤマツチトリモチのようです。
9月の梶ヶ森で見ていなければ、気付かないところでした。
でも、黒くなっているのは、もう終盤ということでしょう。
絶滅危惧Ⅱ類らしいですが、四国ではわりと見やすいということでしょうか。
アサマリンドウの花が朝日に映えます。
コースタイムは50分ですが、私たちはのんびりペースなので70分もかかっています(^_^;
私達が登山口を出たのと入れ違いに、駐車場に車で入ってこられた方で、途中で先に行っていただいた方です。
この日は笹ヶ峰まで歩かれるとのこと。
続いて、今度は単独の女性の方が、桑瀬峠で休憩を取る事もなく、寒風山目指して進まれました。
友人の方が下山口まで迎えに来てくれるそうで、ちち山別れから恐らく大永山トンネルまで歩かれるようです。気持ちの良い稜線漫歩を堪能できることでしょうね。
桑瀬峠をはさんで寒風山と反対方向が伊予富士です。
画像は桑瀬峠から歩き始めて直ぐに、北の瀬戸内方面を撮影したものです。
肉眼では瀬戸内海が見えていたのですが、山の上に比べると視界があまり利かないようで、8月に岩黒山からしまなみ海道が見えたときほどはっきりと見えません。
keitann様 こんにちは
写真撮影にいろんな工夫をされているようですね。
始めのアケボノソウは明暗の強弱が幅広い場所でのことで、面白い画になりましたね。
ミヤマツチトリモチは、最初は兎か鹿の糞かと思いました。
アサマリンドウについてはこちらで度々拝見させて頂きますが、小生はまだ見たことがありません。
話によると南アルプスの戸台からの林道歩きでも見られるとのことですので、いつかは見られるかもしれません。
尾根上に来ると流石に光量もしっかりしてきて、風景が鮮やかですね。
投稿: ぶちょうほう | 2010-10-10 16:01
ぶちょうほう様、こんばんは。
トップのアケボノソウは朝日がまともに当たっていて、白とびしそうなので、いろいろと設定を変えたり、山友達にアケボノソウの横に立ってもらって、陰に入れたりと、ちょっと苦労しました。
でも、光が多いのは、少ないのよりは数段ましですね。
ミヤマツチトリモチは、去年ならば綺麗な個体が見られたかもしれませんが、そのときはミヤマツチトリモチだとは知らなかったはずで、うまくいかないものです。
アサマリンドウが戸台からの林道歩きで見られるのですか?あの辺りに咲くのであれば、分布的に貴重なのではないでしょうか。
ぶちょうほう様のお宅からですと、伊勢の朝熊山でご覧になるのも良いかもしれません。
この後の稜線歩きでの眺めは素晴らしいものでした。
投稿: keitann | 2010-10-10 22:46
こんにちは。
アケボノソウはいろいろな方のブログで拝見するので、名前と姿をしっかり覚えましたが、まだ実物を見たことがありません。一度、お目に掛かりたいと思っています。
アサマリンドウがたくさん見られて良かったですね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2010-10-11 19:06
多摩NTの住人様、こんばんは。
アケボノソウをまだご覧になっていませんでしたか。
四国の山では割合良く目にする花ですが、関東ではそういえば、花芽も含めて見なかったように思います。
検索すると高尾山にもアケボノソウが見られるように書いてありますが、個体数が少ないのかもしれません。
そういえば、中国地方でも、車道を走っていても見ませんでした。
四国では登山口までの車道を走っていると、たくさん目にする花ですが、所変われば・・・のクチでしょうか。
アサマリンドウも石鎚山系には多いです。
投稿: keitann | 2010-10-11 23:14