今年も秋の伊予富士を歩く、その4、アサマリンドウ
桑瀬峠までの登りでアサマリンドウが見ごろだったので、稜線に咲いているアサマリンドウは終盤ではないかと心配していたのですが、場所によっては綺麗な花もまだまだ残っていて、稜線歩きはまさにアサマリンドウの道になっていました。
9時を過ぎると、日差しも十分に浴びて、ぱっちりと咲いているアサマリンドウが多くなってきました。香川の山にも結構咲きますが、こんなに日当たりの良い場所に咲くのが少ないので、いつも半開きのような花が多くて、欲求不満になります(^_^;
この株は開き具合も花の色もすばらしかったです。
山頂まで一気に行くのは少し大変なので、伊予富士が良く見える場所で、もう一度休憩することにしました。
時刻は9時40分です。
ここから見ても、最後の急登部分が良く見えますね。
鹿島槍に登る前に急遽買った防水のコンデジでパノラマ画像が撮れることがわかったので、ここで一枚撮影してみました。
いかがでしょう?
これが伊予富士の東側から見た全貌です。
ほかではあまり見かけませんでしたが、休憩した場所にちょうど、ホソバノヤマハハコが咲いていました。
と言っても、8月に筒上で見かけたホソバノヤマハハコに比べると、だいぶくたびれています。
いくらドライフラワーみたいな阿花とは言っても、ホソバノヤマハハコの綺麗なのは8月から9月ですね。
伊予富士と反対側の東を見れば、笹原のかなたに寒風山、笹ヶ峰、ちち山がまるで3兄弟のように並んでます。
休憩していると、後ろから、寒風山の主のようなHさんが現れました。
先ほどから、私たちの500mほど後方を、女性の方と話しながら歩いてこられるのは見えていましたが、ちょうどいいので、ご挨拶します。
と言ってもTさんはHさんにお会いするのは二度目らしいですが、私は初めてです。
伊予富士を目指して歩くHさんとTさん。
Hさんは登山道の整備をされているので、ツルハシを持っています。
アサマリンドウは、この後もあちこちでこんな具合に咲いていて、目を楽しませてくれます。
この付近から、瓶ヶ森林道に下る道があるらしいのですが、ほとんど歩かれてないようでずいぶん荒れているようです。
道標だけは残っていたのですが、帰りに通ったらHさんが道標を外されたようです。
山肌が少しだけ、赤みを帯びてきています。
あの赤いのはミツバツツジの紅葉の始まりですね。
アサマリンドウの花の色が紫色っぽくなっていて、日が当たっているのに開いてないのは、蕾ではなくて、すでに咲き終わった花なのです。
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