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2010-12-18

大展望の天狗塚~牛の背、その2、石鎚山系が見える

ツルツルに凍った登山道を、笹を掴んだり、ダブルストックで何とかバランスを取りながら登っていくうち、足を止めていられる場所までやってきました。

少しの間、矢筈山の眺めを楽しみます。

Pc125103

東は黒笠山から西は寒峰、中津山、国見山まで見渡せます。

Pc125114 こちらは眼下に見える集落です。

剣山系に来ると、山頂から山ろくの集落までが一望できるのが素晴らしいです。

Pc125117 初夏に来ると、ひときわ赤みを帯びたピンクの花を咲かせるツルギミツバツツジのところまで登ってきました。

この季節は花芽をすでに見ることができます。

P6167257turugimitubatutuji 今年の6月16日に同じ場所で撮影したツルギミツバツツジの開花の様子です。

Pc125125 やがて、西のほうに天狗塚の姿が見えてきました。

山頂には3~4人の人がいるのが肉眼では見えます。

Pc125126 絶景をバックに登ってくるreikoさん。

Pc125132 ようやく稜線に出て、ツルツルの道から解放されました。

Pc125135 東の方角には10月末に登ったばかりの三嶺や西熊山も見えてきました。

Pc125138

11時25分、天狗峠到着です。

ツルツルの道のために、コースタイムを少し上回ってしまいました。

Pc125142 牛ノ背のはるか向こうに一部白くなった山なみが見えます。

10月末の三嶺からも見えた石鎚山系に違いありません。

思ったとおりの展望が得られて、満足感でいっぱいです。

Pc125143 少しトリミングして、石鎚方面を大きくしてみました。

このときはまだ広角レンズで撮影しています。

Pc125145 東にはこれまたばっちりと剣山と次郎笈、その手前に三嶺が見えます。

Pc125146 休憩している間にも、単独の若い男性が西熊山方面からやってきて、下山していかれました。

朝7時に登りはじめたそうですが、それにしても健脚ですね。

次にも1組の方たちが天狗方面に歩かれていきます。

私たちも早く天狗のピークまで行って、ピークでゆっくりしようという狙いで、休憩もそこそこに歩き始めました。普段より少し遅い歩きはじめなので、あまりゆっくりしてもいられないというのも本音です。

Pc125173 天狗峠から先は登山道も日が当たるせいか、雪も腐っていて、すべる心配はありません。

天狗峠方面から引き返してくる方とも、すれ違いました。

今通り過ぎてきた天狗峠を振り返ると、真っ青な空が広がって、こんな日に素晴らしい稜線歩きが出きり幸せをしみじみ感じました。

Pc125178 そして、こちらが今から向かう天狗塚と牛ノ背です。

どちらを見ても、広々とした笹原で気持ちの良いことこの上なしです。

Pc125182 北の方角には矢筈山と集落、そして手前にコメツツジが見えます。

Pc125185 牛ノ背の向かって右には三角錐の形をした中津山とその向こうに国見山が見えています。

この一週間前には香川の七宝山から中津山を見たばかりなのに、一週間後には南側から中津山を眺めることとなりました。

Pc125188

天狗塚山頂には12時丁度の到着でした。

コメント

keitann様 こんにちは
12月12日は小生も愛知県内ですが奥三河の山を歩いていました。
天気予報では「寒い」と脅されていましたが、実際には汗びっしょりになり、気持ち悪いくらいでした。

こちらで天狗塚の端正なピークを拝見し、のびのびとした笹原と草原風景にもウットリしますね。
それにしてもいつも素敵な山友達と良い山行を重ねて見えますね。とても羨ましく拝見しています。

山道の凍結のツルツルは本当に難儀しますね。
昨日行ったところ(三重県内)は1100mくらいのところからカチンカチンの凍結道でしたが、とても辛抱しきれずに最後の最後のところでアイゼンを出してしまいました。
そうして歩いてみると、やはり道具だけあって、安心感がぐっと増しますね。

ぶちょうほう様、こんばんは。
この日は標高1800m以上でも全然寒くなかったのですから、低い山ですと登りは汗だくでしょうね。
私たちも最初の一本を取るまでは汗だくになりました。
標高1500mを超える頃から、さすがにそれほど汗をかかなかったようです。
天狗塚は剣山系の西端に位置し、遠くからでもそれとわかるピラミダルな山容ですので、山の同定をする際に、良い目印になります。
周囲がこれまた素晴らしいなだらかな笹原ですので、歩いているとこれほど気持ちの良い稜線は滅多にないと思います。

四国の山を歩き始めて10年弱、今では良い山友達に恵まれて、昔、小学生の末っ子を連れて歩いていたのが嘘のようです。
稜線近くの北斜面はやはり凍結がきついですね。
このときも、もうちょっとと思い、アイゼンを出す手間を惜しみましたが、アイゼン装着していたら、もう少し早く着いていたかもしれません。
山に入って、労を惜しむのはいけませんね。

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