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2010-12-19

大展望の天狗塚~牛の背、その3、笹原歩き

天狗塚山頂には、先ほど見えていた数人の方たちももういなくて、私たちだけでのんびりとお昼をいただきました。

風があるといけないので、一応、ユニクロのプレミアムダウンの薄手のを持参していたのですが、その出番もまったくないほど、ぽかぽか陽気です。速乾Tシャツの上から山用の開襟シャツを羽織っただけなのですが、40分も山頂にいたというのに、まったく寒くなくて、とても12月の標高1800mとは思えません。冬山らしいきりりとした寒さが欲しい気もしましたが、冷たい風に吹き曝されることを思えば、天国みたいなものですね。

Pc125209

天狗塚山頂から眺める三嶺、剣山、次郎笈など、剣山系の盟主たる山々です。

笹の色も10月末にきたときよりも、ぐっと落ち着いた色になっています。

Pc125194 剣もいいのですが、ここからだと何といっても、すぐ下に見える牛ノ背のなだらかな山容が目を引きつけます。

牛の背とはよく言ったものですね。

確か南アルプスの仙丈に馬の背というのがあって、そちらのほうが先に歩いているのですが、その馬の背よりもはるかに広く、牛の背というのがぴったりです。

Pc125212 望遠レンズで石鎚山系を写してみるのですが、どうもうまく写りませんでした。

肉眼では雪のついた石鎚や独特なドーム型の筒上など見えているのですが、撮影するとなると難しいですね。

Pc120220 手持ちのコンデジはパノラマ画像が撮れるのですが、3枚のうち2枚失敗して、何とか見られるのが、う矢筈方面を写したこの1枚でした。

Pc125240 お昼ごはんを食べ、食後のコーヒーもいただいたら、そろそろ出発します。

下り始めは12時45分でした。

目を下にやれば、落合集落など、祖谷の山襞に位置する集落がはっきりと見えます。

はるか下の集落がはっきりと見えるのも、この山系の魅力でしょうか。

Pc125251 天狗塚の西斜面は東斜面にもまして急な下りで、おまけにところどころえぐれた場所があるので、つんのめりそうになりながら下ります。

ダブルストックはこういうときもバランスが取りやすくていいのですが、あまりに急な場所は笹を掴みお尻もついたほうが無難です。

Pc125257 何とか急坂をやり過ごして、後はなだらかな笹原歩き・・・。

こんな道なら、どこまででも歩けそうですね。

いつもTさんと話すのですが「まるで、運動会ができるほど広い」稜線です。

Pc125264 天狗の池は表面が凍っていました。

Pc125270 おや、reikoさんたちが何か立ち止まっています。

Pc125284 どうしたのかと思ったら、reikoさんのストックの長さの調節ができなかったようです。

でも、一見落着のよう・・・。

Pc125292 振り返って、揃って天狗を写す3人・・・。

Pc125301 天狗や三嶺をバックに歩いています。

この辺りの眺めはほんとに素晴らしいの一言です。

Pc125302 運動会ができそうな稜線の向こうに見えるのは、寒峰と中津山のてっぺんかな?

Pc125303 牛ノ背三角点近くまで来ましたが、まだ次郎笈も見えていますね。

Pc125306 三嶺から北のほうをズームしてみました。

中央やや左に見えるのは、塔ノ丸のようです。

その左に、数年前に歩いた八面山~綱付山らしい稜線が見えていますが、このときは剣山系の地図を盛ってなかったので、確認できませんでした(国見山の予定だったので)帰宅して、地図を確認したら、やはり八面山のようでした。

Pc125312 去年の6月に天狗塚から牛の背まで歩いたときはこれほど展望が良くなかったので、まさかここから次郎笈まで見えるとは思っていなかったのでした。

午後に入っても、空は相変わらず雲ひとつありません。

Pc12531513時34分、牛ノ背三角点通過です。

コメント

こんにちは。
12月の1800メートルでポカポカ陽気とは最高ですね。下界の東京はとても寒くなりました。

見事な笹原ですね。
一本の道がどこまでも続いて素敵な写真です。
思わず行ってみたくなります。
陽だまりハイクで牛の背も歩きたくなります。

多摩NTの住人様、こんばんは。
2,3日前の四国も冷蔵庫に入ってるような寒さで下から、その寒さが東京に行ったようですね。
この日はほんとにぽかぽか陽気だったのですが、今日も四国は穏やかな日和でしたよ。

komakusaさん、こんばんは。

この辺りは剣山から西に連なる山なみの西の端っこなんですが、雄大な笹原の眺めは他ではちょっと見られないですね。
ほんとに素晴らしい眺めですから、ぜひいらっしゃってみてくださいね。
天狗塚から牛の背への道は特にお勧めです。
四国の山のよさがわかるコースですよ。

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