素晴らしい瀬戸の眺め、七宝山を歩く、その2、志保山
道はしっかりしているのですが、何しろ急坂の上にもってきて、アベマキの葉が落ちたばかりで、その葉っぱの上を歩くと滑りやすくてやたらと足が疲れます。
そういえば、小豆島の千羽ヶ嶽に登ったときも、同行のHさんがアベマキの葉ですべると仰っていましたが、この日はいていた靴のせいかもしれませんが、アベマキの落ち葉の道は滑りやすいことを思い知りました。
落ち葉の積もった道をカサカサと音を立てながら登っていきます。
頭上に紅葉しているのがアベマキの木のようです。
皆さん、ペースが速く、私は少し遅れながら最後尾を歩きます(^_^;
肉眼では瀬戸大橋まで良く見えています。
このあたりは花をほとんど見かけませんでしたが、唯一咲いていたシマカンギクです。
この花を見ると、気持ちまで暖かくなるようです。
標高差は300m近く登ったと思いましたが、水平距離がまだ300m近く残っています。
でも、このあたりでようやく急登も終わりです。
陽だまりにおいしそうなフユイチゴの実がたくさんなっていて、先頭を歩く方々が撮影しています。
私も一粒味見してから撮影です。
冬場の楽しみですね。
葉っぱの先がとがっているので、タンキリマメと区別できます。
小さい祠ですが、名前から「雨乞い」を祈願した祠だろうと思われます。
いったい、何の実?
ヤマグルマ?いやいや、石鎚付近に自生しているヤマグルマがこんな低山にあるはずがない・・・など、いろいろ皆で知恵を絞ります。
Rさんが「これはカクレミノだわ」と言ってくれて一件落着です。
そういえば、先ほどからやたらとカクレミノの木が良く目に付いていましたが、カクレミノは木が小さいときは葉が三裂しているのですが、おおきくなるにつれて普通の葉になるのです。
この木は樹高5mぐらいでかなり大きめの木です。
黒い実をつけているところを初めて見ました。
後ろのハゼの紅葉とカクレミノの黄色っぽい葉が対照的できれいです。
不動の滝方向を示す道標があって、ここで、縦走路に出たようです。時刻は11時50分です。
志保山には、稜線に出てから一旦、東に歩きます。
幹は鋭いとげがあります。
これはカラスザンショウですね。
葉は少し黄葉しています。
大きな山桜があって、その山桜の木に山頂表示がかけてあります。
もう少し東に進んだところには、地域の人が守っている山桜の古木がありました。
快晴なので、とても綺麗です。
山頂では皆で記念写真など撮りましたが、休憩するにはもう少し西に良い場所があるそうです。
吉津峠方面への道をYさんのご主人に取り付きだけでも教えていただきました。
ヤブになっていてルート状況はあまりよくないとのこと。
keitann様 こんにちは
たしかに同行の方の仰言る様にアベマキやクヌギ、栗の葉などは滑り易いですね。
山行中に斜面に散り敷いていると緊張を強いられるのは松の葉です。
これも良く滑りますね。
今回は同行の方も植物に造詣の深い方が沢山いるようで、そちら方面のワイワイガヤガヤが楽しそうですね。
上を見上げて黄葉で遊び、遠くは瀬戸内海の景色をめでて、おまけは舌までも喜ばせて、奥行きの深い山行ではないでしょうか。
投稿: ぶちょうほう | 2010-12-13 10:52
ぶちょうほうさま、こんばんは。
私もこの時期は低山を歩くことが多いのですが、これほどアベマキの葉が大量に落ちている道を歩くのは初めてのことでした。
昨日も徳島の山道を歩きましたが、薄い葉は同じナラの仲間でも腐りやすくて土に同化しているので、歩きにくくはないですね。
アベマキやクヌギの葉は分厚いのと、クヌギはわかりませんがアベマキの葉の裏には毛があるので、腐りにくいのでしょうか。
松の葉もこの日多かったですが、こちらはかなり前に落ちたのかすでに柔らかくなって歩く妨げにはなりませんでしたが、自宅で松の葉は大量に見ているので、こんなのが山道に落ちていたら、ほんとに滑りそうですね。
このときは野草友達のRさんが同行されていて、花や樹木のことを教えていただけてありがたかったです。
私の育った地にある山なのに、この年になるまで登ったことがありませんでした、稜線からの瀬戸内海の眺めは絶景ともいえるほど素晴らしかったです。
里山も良いところがいっぱいですね。
投稿: keitann | 2010-12-13 18:09