大展望の天狗塚~牛の背、その4、下山
牛ノ背を下り始めると、もう天狗が見えなくなるので、振り返っては名残を惜しみます。
今まで歩いてきた牛ノ背ピーク方面を振り返ったら、青空に飛行機雲が一筋できていました。
なんともいえない眺めです。
馬酔木がところどころに生えていて、赤い花芽だけがよく目立っています。
reikoさんがオコヤトコ方面に興味をもたれているようなので、そちら方面へのとりつきをちょっとだけ案内しました。
だけど、最初から下るのはちょっと無理でしょうね。
まずは、登りに使うのが良いと思います。
やがて、森林限界から樹林帯へと下ってきました。
東側の斜面は雪で白く見えています。
まだはっきりした足跡が残っていて、今日下った人がいるのだな~と思っていたら、あとでreikoさんのHPでGさんご夫妻たちが私たちの少し前に下られたことがわかりました。
そういえばこのコース、去年は愛媛のHさんたちのパーティーをご案内したのでした。
祖谷の山々にはミツマタがずいぶん多いのです。
そして、ミツマタは早くから春の花芽をつけるのです。
これからの長い冬をこうして花芽をつけてすごすのです。
これほど山に多いミツマタですが、我が家では何度植えても、2,3年でだめになるのはなぜだろう??と不思議です。
ヒュウガミズキもトサミズキも良く育っているのに、一見、それよりも強そうに見えるミツマタが平野部の我が家では育ち難いのです。
葉を落とした木々の枝にツルウメモドキがひときわ目に付きました。
よく見るとあっちにもこっちにも赤いものが見えます。
植林の部分は緑色ですが、自然林はすっかり冬木立になっていました。
矢筈がこんな時間になってもくっきりと見えています。
この場所からこれほどはっきりと矢筈が見えたのは初めてでした。
デポした車でTさんとreikoさんのご主人が登山口に置いた車を取りに行って下さる間、reikoさんと二人で、のんびりと座って話しながら待っていると、作業の方たちや登山の方たちの車が目の前を下っていきます。
中には「近くだけどまだ牛の背には登ったことがない」という近くの男性にもいろいろと訊かれました。その方のお話では、この日はここ数日で一番良い天気だったとか・・。
最近、山に登るたびに快晴に恵まれて、この一年はおおむね晴れ女でした。
帰りは、祖谷の美味しいお蕎麦を皆で食べましたが、そこでも山談義に話が弾んだことでした。
本年最後の山歩きを思いもよらぬ大展望で締めくくることができたのはほんとに嬉しいことでした。
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