素晴らしい瀬戸の眺め、七宝山を歩く、その7、下山
登山口に移動する前にみんなでお餅入りのうどんをいただいたので、正午ごろにはまだまだおなかが空いてなかったのですが、さすがに午後2時を回ったので、ここでのお昼が楽しみです。皆でベンチに座り、おにぎりやカップヌードルだの思い思いに食べた後、コーヒーと持ち寄りのデザートをいただきます。天気もよく、暖かく、眺めはいいし、言うことなしです。
稲積山は七宝山の連なりの西端に位置するので、ここからは海と観音寺の平野部、そして香川と愛媛の県境の魚見山の尾根、その向こうには少し霞み始めた法皇山系などが見えます。
順番が反対になりましたが、食後に、皆で高屋神社にお参りします。
高屋神社は延喜式の神名帳にも載っている由緒正しい神社なのだそうです。
母と一緒に一ヶ月前に来たとき、母も高屋神社の春のお祭りは昔から有名だったと言っていました。
このときは我が家の庭のサザンカが咲いてなかったのですが、この2,3日後に我が家の白いサザンカも咲き始めました。
サザンカの古い木は白い花を咲かせる木が多いように思います。
最後に鳥居の横の見事に紅葉したモミジを眺めて、下り始めます。
この眺めもすごいでしょう?
まるで天国から地上に下っているみたいで・・・。(^_^;
石段はかなり年季が入っているようで、時折グラグラするのがあって、用心しながら下ります。
さすがに海に近い山です。
真っ白の鳥居が青空に映えて、とても綺麗です。
ダンコウバイの黄葉も低山を登る楽しみです。
香川は県土が狭いので、稲刈りの後も野菜などを植えて、土地は有効利用しています。
ここはビニールハウスも多いようですね。
Yさんのご主人が、登山道から少し横に入ったロッククライミングのゲレンデに案内してくださいました。
低山の紅葉もなかなかのものです。
1ヶ月前に車で下見した際、車道沿いにはシマカンギクが群生していましたが、12月に入るとさすがに花も少なくなるようです。
黄葉をバックにトベラの、真っ赤に弾けた実を撮影してみました。
歩いてきた道を振り返って眺めます。
岩場が見えているのが、さきほど立ち寄ったロッククライミングのゲレンデのようです。
下山途中からずっと見えていた江甫草山(つくもやま)がすぐそこに見えています。
端正な形をしていると思ったら、標高は低いながらも讃岐七富士の一つだったんですね。
もし時間が余ったら登る予定でしたが、下山時刻は15時50分で、江甫草山に登るには時間切れでした。
高屋神社の下の社殿にデポしておいた3台の車に分乗して向かった先は、すぐ近くの琴弾回廊という温泉です。
ここで、のんびりと汗を流します。
この日は終日快晴に恵まれ、最後はこんな素晴らしい夕焼けまで見ることができました。
この後、登山口で車を回収し、予約しておいた居酒屋さんには予定通り6時ぴったりの到着でした。
下見してくださっていろいろな見所を案内してくださったYさんご夫婦のおかげで、山歩きも順調に歩けました。
何より、子供時代から親しんでいたのに一度も登ったことがなかった七宝山に、こんな素晴らしい晴天のもと歩けたことを感謝したいと思います。
予想していたよりはるかに素晴らしい眺めも随所で楽しめました。
そして、夜の忘年会も盛り上がったことはいうまでもありません。
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