寒波の中を歩く、その2、若いお遍路さん
張った氷もかなり固くて、こんこんと手でたたいたぐらいでは割れそうもありません。
こういう寒さのときは特に外に出るのが好きなので、前日の、耳が寒さで痛かったのに懲りて、毛糸の帽子着用で出かけました。
1月5日の父の祥月命日で実家のお墓参りに行った際、帰りに弥谷寺のヤブツバキの咲き具合を偵察してこようと思っていたけど、時間がなくて寄れませんでした。
駐車場について、歩き始めたら、小雪が舞い始めました。
お寺への参道沿いにはヤマアイがたくさん生えていますが、今年は寒いので、花が咲いてるのは一つもありません。
暖冬の年ですと、お正月頃でもたまに咲いているのを見かけるのですが・・。
しかし、この日は殊のほか寒かったので、雨戸を閉めてしまっていて、俳句などを書いてある障子も見えません。
階段沿いにはこんな低山に?と思うほど、立派なケヤキの大木もあります。
札所のお寺は低山にあっても、鬱蒼とした大きな木々に囲まれているので、深山の雰囲気があります。
途中、ヤブツバキの木がたくさんあるのですが、さすがに今年は咲いている花がありませんでした。
代わりに、紅梅がここでも2~3輪だけ咲いていました。
そして、紅梅にとまったメジロも寒いのか、えらく膨らんでいました。
これは何を撮影しているのかというと、画像中央にテイカカズラの綿毛があるのです。
空がバックになってしまって見えにくいのですが、この季節はテイカカズラの綿毛が空を舞い、あちこちの木に引っかかっているのを見かけます。
年々、お遍路さんがブームのようで、この日はこんな寒さにもかかわらず、若いお遍路さんがバックパック姿で歩かれていました。
これだけの荷物ですと、宿に泊まらずにもしかしてお堂などに泊まることも考えているのでしょうか?
歩くと言う、人間にとっていちばん基本的な動作があらゆる年代の人間に浸透して来ているのですね。
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