岡山で雪山とセツブンソウを楽しむ、その5、しばしの青空
6合目辺りから、道は確か右のほうにトラバースしていたような記憶があるんだけどと思っていたら、やっぱり右方向に進んでいきます。毛無山は5合目とか6合目とか言う道標が細かくついていたはずですが、今年は深い雪でそれが見えません。ところどころ赤テープがあるのと先に行かれた方のトレース、そして去年の記憶をを頼りに進みます。
因みに去年の記録はこちらです。
去年はブナに霧氷がついて、それはもう素晴らしい眺めでしたが、今回は去年とは雪の状態も相当違います。去年は雪が締まっていて、足が潜ることもありませんでした。第一、雪が少なかったので、潜りようもなかったのですが・・。今年は多いところでは1mを越えています。
雪の上に転々と落ちているのはブナの枯葉ですね。
Tさんはワカンをつける前も絶好調だったのですが、ワカンをつけた後はなおのことすいすいと歩きます。かたや、最近、全然登っていなかった私は遅れを取る事甚だしいです。
中国山地のブナは四国のブナよりスリムな感じの木が多いですが、中にはこんな存在感のある立派な株もありました。
去年は大きな岩のそばを回り込んだはずですが、岩が左のほうに見えています。
稜線まで直登したトレースがついているようです。
先行のTさんがステップを切ってくれています。
かなりの急登で、この日いちばん力を使ったところです。
後ろを振り返ると、最後を歩くRさんはスノーシューを車においてきたそうで、おまけにストックのストッパーがついてないそうで、相当苦労しているようです。
11時35分、ようやく稜線に出ました。
稜線に出ると風があるので、雪もそれほど積もってなくて、それほど足が潜ることもなくなったようです。
風で雪が飛ばされるんでしょうね。
向こうのほうではTさんが一枚上着を着込んでいます。
稜線に出た頃は青空も垣間見えて、山頂での視界に期待が持てたのですが・・・。
稜線をしばらく登ると、やがて9合目に避難小屋が見えてきます。
小屋に着いたときの画像を撮り忘れたので、Eさんが撮影した下さった画像を使わせていただきました。
小屋に着いたのは丁度12時ぐらいだったようです。
小屋に入って、山頂へはザックを置いて行くことにしました。
というのも、ここまで登っているうちに、先ほどまでの青空はどこへやら、すっかり曇ってきたので、山頂に着いても直ぐに引き返して、小屋でお昼を食べることにしたからです。でも、これが正解だったのです。
keitann様 こんにちは
雪の沢山積もっている山を静かに登っていく独特の爽快感は日常の生活の中では味わえないことですね。
葉を落としたブナ林の空間は、このときはまだ晴れ間があって雪面に枝の影が写っていますね。
避難小屋周辺も林の中にあり、とても感じの良いところですね。
皆様の素敵な「雪遊び」に、小生もお付き合いさせて頂いています。
投稿: ぶちょうほう | 2011-03-04 10:36
ぶちょうほう様、こんばんは。
雪が深く積もっている中を山に登るのは確かに気持ちいいものですね。
1月の石鎚行きは降ったばかりの真っ白なパウダースノーで、ほんとに気持ちよかったですが、この毛無山に登った日は、あまりにも気温が高すぎて、ちょっと勝手が違いました。
でも、平日とあって、人には2,3人しか会わず、ほんとに静かな山でした。
これで、展望が望めたら言うこと無ですが、今年は石鎚でのあまりの好天で、展望の運を使い果たしたかもしれません(^_^;
投稿: keitann | 2011-03-04 23:32