早春の花、その2、ジロボウエンゴサクなど
ジロボウエンゴサクは何年か前に12月の室戸岬で見たことがあって、そのときは驚きました。今回もそのときほど驚きはしなかったものの、やはり3月入って直ぐの開花ということで、ずいぶん早いという印象を受けました。
ジロボウエンゴサクは低山でも4月に入ってからのほうが花盛りという印象があります。もっと標高の高い場所では4月末ごろでも咲いています。
もう7,8年も前のことになりますが、最初にジロボウエンゴサクを見た時は、ほんとに嬉しかったものでした。スミレが太郎坊でジロボウエンゴサクが次郎坊、そしてスミレとジロボウエンゴサクで引っ張り合いをして遊んでいたというのがジロボウエンゴサクの名の由来だと言うのですが、私は平野部で育ったもので、スミレも珍しく、ジロボウエンゴサクなんて子供の頃には見たこともなかったのでした。
どこかにエンゴサクへの憧れがあったのだと思います。
花散策をするようになって、あちこちの山里や山すそでジロボウエンゴサクを見かけるようになりました。
この花を正面から見ると、黒い模様がまるで目玉のように見えてユーモラスです。
ただ、白くて小さな花なので、よほど花好きでないと目にとまらないかも知れません。
一眼のカメラを買うまでは、なかなか撮影できなかった花の一つです。
オダマキの仲間ですから、葉もオダマキに似ていますね。
我が家にも3,4年前からヒメウズが出てくるようになり、今年もいろいろな鉢の中にヒメウズの葉を見かけますが、半分ほどは抜かずに残しています。
車をとめた場所へと歩いていて、何か小さな青い花が咲いているのが見えました。
全体の姿からフラサバソウだと思うのに、花の色が綺麗なブルーをしています。
近づいたら、やっぱりフラサバソウでした。
我が家にもフラサバソウが大群生しているのですが、我が家に生えているフラサバソウは花の色がもっと白っぽくて、こんなに綺麗ではないので、直ぐにはわからなかったのです。
こんな綺麗な色のフラサバソウなら、1m×1mぐらいの広さをフラサバソウ畑にしても良いですね。
最初は遠目で見かけたのですが、梅とは色も違うし、樹形も違うと思いました。
近づいてみるとやはりサクラです。
かなり大きな木で1本の木にメジロが20羽ほども蜜を吸いに来ていました。
翌日、TVでカンザクラが咲き始めたと紹介されていて、カンザクラだとわかりましたが、ずいぶん早咲きの桜なんですね。
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