マンサクの花を見に、その2、シロバナショウジョウバカマ
ユキワリイチゲを見てからも、まだまだ走ります。この山ではマンサクを見るためには最低でも標高1000mまで行かないと見られません。
でも、すでに何度も走った道ですから、おおよそどこを走っているかはわかります。
そろそろシロバナショウジョウバカマが咲いているはずだけど?と思いながら走っていると、咲いているのが見えてきました。
1年ぶりに見る花です。普通のショウジョウバカマより花期が早く、3月~4月に開花します。
四国でも徳島や高知の山に多く、愛媛や香川の山ではあまり見かけません。普通のショウジョウバカマよりも薄暗い場所に咲いていることが多いようです。
実際、この日はシロバナショウジョウバカマの自生地から数キロしか離れていない場所ではショウジョウバカマの株も見ましたが、こちらはもっと明るくて、日が射していました。
まだまだ花芽が固いでしょう?
シロバナショウジョウバカマの葉はショウジョウバカマの葉より、少し薄手で、長さが長いのが多いです。
葯は紫色をしています。
上を見上げると、頭上2mぐらいのところに、ずらずらと並んで咲いていました。
豪華ですね。
マンサクの自生地に着くまでに、二箇所ほどで見かけましたが、こちらはまだ花芽が多く、今からが見ごろのようです。
いつもなら、3月初めでも咲いている年もありますが、今年は3月初めにはまだ花芽でしたから、相当遅れています。
シロバナショウジョウバカマの花が点々と咲いています。
ほの暗い場所に灯りが灯ったように点々と咲く様子が愛らしい花です。
そういえば、ヤマネコノメソウも早春の花ですが、そのヤマネコノメソウですら、まだ花芽なんですね。
なおも車を走らせ、ようやく展望の得られる場所までやってきました。
ちらりと見えた山には雪も見えますが、もう山肌が見えている部分もあって、四国の山としては厳しかった雪山の季節も、もう終わりとなりそうです。
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