春真っ盛りの皿ヶ嶺へ、その6、メギの花
山頂ではヤマナシの白い花を見ながら、の~~んびりとお昼を頂きました。
この日の気温は暑くも寒くもなく、何時間でも山頂にいられそうな快適な気温です。そのくせ、湿度が低いのか、歩いてもびっしょり汗ばむと言うこともなく、ほんとに山登り日和です。
山頂のヤマナシがまだまだ綺麗に咲いていました。
ヤマナシの実は秋に拾ったことがありますが、微かにナシの味はするものの、やはり固くてとても食用にはなりませんが、花は充分鑑賞に耐える綺麗な花です。
皿ヶ嶺山頂には今まで何度となく来ていますが、この日はまずまずの展望でした。
南の方角には中津明神山が見えていて、肉眼では山頂のレーダードームも見えています。
このレーダードームが中津明神山の良い目印になっています。
久万の辺りもよく見えていて、春にこれだけ見えれば上等ですね。
先に立って、案内してくださるOさん。
と言ってもここからのコースは私も毎年歩いているコースなので、御馴染みの道になります。
ミツバツツジが咲いているのですが、空が少し霞んでいてちょっと残念です。
そういえば、三嶺でも見かけました。
白い小さな花が咲いていて、皆が「ワチガイソウ?」と言っています。
う~~ん、花弁が4弁ですね。ということはアブラナ科で、これはミツバコンロンソウですね。
マルバコンロンソウは香川の山でも見かけるのですが、ミツバコンロンソウはあまり見かけない花で、私も毎年、皿ヶ嶺で主に見ているように思います。
草丈5センチぐらいの小さな花ですが、3出複葉になっているので、慣れれば直ぐに見分けられます。
コガネネコノメソウもそういえば、毎年、皿ヶ嶺で見ているような気がします。
イチリンソウとエンゴサクの両方がツーショットで出てきました。
Oさんによれば、このコースはイチリンソウの多いコースだそうです。
それと、ここのエンゴサクは不思議と濃いピンクの花が多いのですが、ヒメエンゴサクでしょうか。
下界のハコベとは違い、見ごたえのある大き目の白い花を咲かせます。
一見、ツツジみたいな葉っぱをしていますが、花は今まで見たことのない花です。
帰宅して調べるために何枚も画像を撮影しました。
後で調べたところ、木には棘があって、どうやらメギのようです。
メギの花は今まで一度も見たことがなくて、いつも6月に東赤石に登ると花の終わったメギの木を見るだけでした。
思いもかけず、一度は見たかったメギの花を見ることができたわけです。
メギ科にはヒロハヘビノボラズやルイヨウボタン、イカリソウ、サンカヨウなどがあって、今までメギの花以外は見ているのです。
こんにちは。
次から次に花が出てきてとても楽しそうな山行ですね。
コガネネコノメソウは会いたい花のひとつです。
投稿: 多摩NTの住人 | 2011-05-29 16:52
多摩NTの住人様、こんばんは。
皿ヶ嶺は四国でも1,2を争う花の山なので、あまり苦しい歩きをしなくても、花が手軽に楽しめます。
ブナが自生しているせいか保水力にも富んでいて、ネコノメソウの仲間も多く見られる山ですよ。
そちらではコガネネコノメソウは少ないのでしょうか?
投稿: keitann | 2011-05-29 18:36