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2011-05-14

春の三嶺を登る、その5、天候悪化

廃屋を過ぎると小さな沢の渡渉が2度ほどあります。

沢筋はネコノメソウなどがよく咲いていますが、ここでもネコノメソウの仲間が咲いていました。

ただし、植林の中で薄暗く、画像がぼけてしまいました。

P5067069

いつもの花散策と違い、パーティーを組んで登るのですから、花の観察に時間は取れません。

詳細に眺めることもしなかったのですが、葯の色が黄色です。香川でもよく見かけるニッコウネコノメソウと見た感じが似ていますが、ニッコウネコノメは葯が赤い色なので、また違うネコノメの仲間なのでしょうか。

P5067072 タチネコノメらしきネコノメも咲いています。

そばに見えるのはヤマエンゴサクの葉っぱですが、花はまだ先のようですね。

シロバナネコノメもありましたが、まだ花芽でした。

P5067075 廃屋手前からずっと植林帯の中を歩くのですが、バイケイソウの葉っぱを見かけました。

こういう場所でバイケイソウを見たのは初めてです。

P5067077 それまでやや平坦な道だったのが、ここからは植林の中を登っていきます。

ジグザグは切ってあるものの単調な登りです。

高知の方たちは比較的速いペースで登っていかれるのですが、私はそんなに速いペースでは歩けないので、いつものペースで歩かせてもらいました。

P5067078 この頃から上空が薄暗くなってきて、天候が悪化してきました。

途中で、稜線方面を見上げたときに、ガスがかかっていたのですが、上の方は天気がよくないようです。

時折、風の音がします。

P5067079 ヤマエンゴサクの葉っぱを見るとなぜか嬉しくなります。

P5067080 周囲の木々も芽吹きの始まってない木々ばかりになりました。

相当高度を上げてきたようです。

P5067082

やがて尾根に出てきたようです。

10時30分、休憩を取ります。

高知の方々は1時間ごとに休憩を取られるようですね。

周囲の木々の中にダケカンバの木が見えてきました。

そろそろ標高1500mでしょうか。

四国では標高1500m付近からダケカンバを見るように思います。

P5067083 まだまだ芽吹きも始まってない木々・・・。

ここにはまだ春が訪れていません。

P5067084 10時38分、最後の登りに向けて出発です。

P5067087 気温が低くなってきて、歩くには良い環境と言えばいえますが、ガスが出てきました。

P5067089 大きな岩の横を通過したら、少し平坦な場所に出ました。

それにしても、笹が枯れてしまって、なんとも惨めな様子です。

去年の秋に名頃から登ったときも、途中から笹の傷みが激しくて驚いたものですが、こちらのコースも同じです。

P5067090 どうやら1578m小ピークの手前らしいです。

まるで小運動会が出来そうな平坦部です。

東の方角の下方に名頃コースの途中にあるダケモミの丘らしきなだらかな小ピークが見えていました。

P5067092 辺りが少しガスってきました。

前を歩かれているのはGさんです。

P5067093 トップを歩かれるYさんが「シカの角が落ちてるよ」と言うので、喜んだら、なんとまぁ、シカの死骸が道の傍らに・・・。

今年の冬はとりわけ寒さが厳しかったので、飢え死にしたのかもしれません。

P5067094 ガスの中で幻想的ですが、黒く見えるのはトサミツバツツジの花芽です。

6月初めには咲いているでしょうか。

去年6月に天狗塚に登ったとき、まだ綺麗に咲いていたのですから、今年はそれよりもまだ遅いことでしょう。

P5067095

この辺りもまだ平坦な歩きですが、この後100m弱ほど結構な急坂を下りました。

登りの途中の下りと言うのは、勿体無く感じますね。

P5067097 下りきったところは鞍部になっていて、残雪がまだ残っていました。

剣山系や石鎚山系では5月上旬でも、場所によっては雪が少し残ります。

P5067100 今度こそ、山頂に向けての最後の登りですね。

P5067103 鹿よけのゲートです。

先頭の人がゲートを開けて、最後尾の人が閉じます。

P5067104 ゲートを閉めているRさんたち。

P5067105 稜線に出たようで、道標がありました。

いやしの温泉への下り道は「菅生へ」となっています。

Photo11時40分、三嶺避難小屋に到着しました。

去年の10月以来、半年振りです。

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