春真っ盛りの皿ヶ嶺へ、その3、陣ヶ森
上林峠はこれまた綺麗な新緑の中に位置する峠で、おあつらえ向きにベンチが3つほど置いてあり、皆でいろいろと食べながら休憩を入れます。Kさんが今の時期珍しい温州みかんを皆に一つずつ配ってくれました。甘くて美味しいみかんでしたが、今の時代って、一年中みかんが食べられるようになったのですね。すごい時代になったものです。
9時50分、今日の最初のピーク陣ヶ森を目指して歩き始めます。
Oさんが作成された「東温アルプスガイド」を見ると、尾根筋を登るようです。画像は先頭で案内してくださるOさんです。
上林峠までの湿った森とは少し様子が変わってきて、こちらは乾燥した尾根筋という感じの笹の道になってきました。
先ほども一杯見かけたのですが、まだ開花してない花ばかりでした。
ここは日当たりが良いので、一足先に咲いてます。
もちろん今年の初見です。
後方から賑やかな声が聞こえてきたと思ったら、山道を走ってくるグループがあります。
噂のトレランですね。
山道を走って登られる方々です。
どうやらリーダーの方はOさんのお知り合いの方のようでした。
東温アルプスはトレランするにも良いコースのようです。
しかし、歩いて登るだけでも苦しいのに、山道を走って登るなんて、気が知れないと言うか、私たちには到底無理です。
道標などもちゃんと整備されていて、道も歩きやすいし、整備された東温市の方々に感謝ですね。
陣ヶ森付近はブナはあまり多くないのですが、それでも登山道の横にブナが見えました。
ブナはほんと、絵になる木だと思います。
香川の山ではそろそろシハイスミレも終わりなので、とても嬉しかったです。
これは途中でOさんの知人の方が教えてくださった花で、ニシキゴロモだそうです。
丁度前日に、これとそっくりに見えるツクバキンモンソウの花を香川の山で見たばかりだったのですが、一見、ツクバキンモンソウとそっくりなのです。
丁度見ごろですね。
1時間ほど前に見かけたツクバネソウは花柄が長かったのに、ここのは花柄がほとんどありません。
花柄の短いのをヨコグラ型というそうで、高知の横倉山に多いそうです。
実はこの鉄塔まで車道がちゃんとあるのですが、一般車両はもちろん通行できないとのことです。
香川の山で見かけるより可憐なクロモジの木が花をつけていました。
10時22分、陣ヶ森山頂に着きました。
初めて踏むピークです。
山頂は展望が余りよくないのですが、それでも1253mピークとうなめごのピークはよく見えています。
その向こうが井内峠だそうです。
こんなに綺麗に整備された道です。
帰り道でもやっぱり綺麗なシハイスミレを見過ごして通ることが出来ませんでした(^_^;
今年はまだナガバノモミジイチゴの綺麗な花を見てなかったので、ここで一枚撮影します。
10時50分、再び上林峠まで帰ってきました。
木々の向こうに今から登る皿ヶ嶺が見えていますが、その前に上林峠で休憩です。
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