春の三嶺を登る、その7、下山
結局、お昼を食べた避難小屋まで帰り、その後は登ってきたルートを下ることになりました。
引き返すときも稜線上は強い風が吹きすさび、吹き飛ばされないようにするので精一杯です。小雨もぱらつくし、このガスでは撮影も出来ないので、一眼カメラはザックにしまいこんで、下り始めます。
画像は200mほど下って、平坦な笹原に出たときにコンデジで撮影したものです。
強風は南側から吹き付けてくるので、山の北斜面に下ってしまえば風も吹かず、あとは登ってきた道を下るだけでした。
ここを過ぎると、急な坂もなくなるので安心です。
途中で見かけたこの植物はヤマシャクヤクと一見似ていますが、葉がちょっと違いますね。
ルイヨウボタンでは?と思ったのですが、今日、別の山でルイヨウボタンを見て確かめてきたので、間違いないです。
帰りにはヒナスミレの開花株を見つけることが出来ず、こんな蕾しか撮影できませんでした。
頭上にはヤマザクラが咲いているので、それを眺められていたんですね。
雨に濡れてしっとりと気持ち良さそうなヤマシャクヤクの株です。
やがて登りのときにくぐったモノレールのレールが見えてきました。
連休中なのでファミリーで来ているんですね。
長かった下りもようやく終盤になって、下のほうにはいやしの温泉も見えてきた頃、Tさんがこんなテンナンショウを見つけました。
クロマムシグサというらしいです。初めて見ました。
YさんとRさんが、デポした車を回収に行ってくださることになり、私たちは待っている間、その付近のワラビを摘んでいました。
近くではこんな花が咲いていました。
ノミノフスマですね。
下ってきた方角を振り返ると、朝と同じく自然林の芽吹きの色がなんとも綺麗です。
結局、下ってしまったら風もなく穏やかな天気でした。
どうやら稜線上だけが荒れていたようですね。
その後、登ったメンバー全員で祖谷の美味しいお蕎麦を食べてから帰りました。
さらに私たち香川組3名は大歩危の温泉で汗を流し、疲れを取ってからゆっくりと帰宅したのでした。
連休中はどこにも出かけなかったので、そのぐらいの贅沢は許されるでしょう。
それにしても、さすがに標高1900m近い山には春の訪れも遅いのだと言うことを実感した一日でした。
三嶺~No7まで見ました、ガスと雨と寒さで大変でしたね~しかし、無事下山・・温泉で温まって帰宅!
終わり良ければ全て良し!下山を強行進行ぜずに元の道へ引き返したのは正解でしょうね、
良い経験でしたね~山は又今度いけます、
天気の良い日に花散策が一番です!
投稿: え~ちゃん | 2011-05-16 22:13
え~ちゃん、こんばんは。
この日の三嶺はどうやら稜線付近と高知側だけが天気が悪かったようです。
この天気ではルートのはっきりしない下りはちょっと危険ですね。
きちんとしたルートがあるならそちらから下るのが正解ですよね。
そうそう、山は逃げませんから、無理に危険を冒す事はありません。
雨の中を歩くのも良い経験ですが、この日の山は高かったので、花には少し早すぎたかな。
投稿: keitann | 2011-05-17 00:21