« 春の三嶺を登る、その2、登山口 | メイン | 春の三嶺を登る、その4、ヤマシャク花芽 »

2011-05-12

春の三嶺を登る、その3、新緑の中を歩く

車を北西尾根の取り付きにデポしに行って下さった二人が帰ってきました。

高知の方たちは山岳会の方たちなので、歩き始めの前に準備運動としてラジオ体操をされるそうで、ちゃんと伴奏つきで体操を始めます。私たちも一緒に数十年ぶりのラジオ体操を遣りましたが、意外と覚えていてびっくりしました。その後、それぞれ自己紹介をした後、いよいよ歩き始めます。

山歩き復帰後は、気ままな一人歩きか花散策主体の歩きがほとんどで、きちんとした山岳会の歩きについていけるかどうか、はなはだ不安ですが、花が咲いているときは撮影させてくださいとの旨を事前にお願いしました。

オーダーはリーダーのYさんの後に高知の女性2人、そして私、Tさん,Rさん、高知のAさんという順序です。歩き始めは8時25分でした。

P5067003

歩き始めて直ぐにRさんが岩陰にフデリンドウを見つけました。こんな場所でよくぞこんな小さい花を見つけてくれたことと、感謝します。

三嶺には去年秋に名頃ルートから登っていますが、花は少ない山と言う印象を受けていたので、あまり期待はしてなかったのです。

P5067001 ここでも香川では見られないタチツボスミレが登山道わきに咲いています。

タチツボスミレを見ると、県外の山を歩いていると言う感じがします。

登山口の辺りからフクジュソウの葉が見えていましたが、その後もフクジュソウの花後の株があちこちで見受けられます。

さすがに祖谷です、フクジュソウの数が半端ではありません。

登るに連れて、谷筋ではトリカブトの葉も見られました。

P5067004 気持ちの良い自然林に出ました。

このコースの前半は植林と自然林の入り混じった歩きとなります。

ところどころで樹高の高いヤマザクラも咲いています。

自然林の中のヤマザクラは周囲の木々に負けないようにずいぶん樹高が高くなります。

P5067005 北に目をやると先ほどいやしの温泉から眺めた矢筈の前衛の山々が木々の間から見えています。

P5067006 なんともいえない綺麗な新緑にうっとりしてしまいます。

芽吹きの季節の山は花が咲いていなくともいろいろな緑を見るだけでも登る甲斐がありますね。

P5067007 噂に聞いていたモノレールが見えてきました。丁度、人の乗ったモノレールが登っていくところです。連休中とあって、こんな山深いところにも観光に来る人がいるようですね。

モノレールの駅舎はいやしの温泉郷にあり、出発前にトイレをお借りしたのでした。

この後、モノレールのレールを何度か横切ることになりました。

P5067009 最初のモノレールのレールをくぐる場所です。

高圧電流が流れているそうで、触れないように気をつけてくぐります。

P5067010 レールをくぐって直ぐのところに、ツルシキミの花が咲いていました。

赤い実ばかりが目立つ植物ですが、そういえば春先に花を咲かせるのでしたね。

P5067011 レールに沿ってしばらくヒノキ林の縁を登ります。

P5067012 8時55分、標高1000mという表示が見えてきました。

あれ?ここで標高1000mなの?と思ってしまいました。

今回は下調べを全然せずに登ってきてしまったのと、登りはてっきり北西尾根を登るとばかり思っていたのです。

去年登った名頃ルートは標高差900mぐらいだったので、てっきり今回も標高差800mぐらいの登りだろうと勝手に思い込んでいたのです。

帰宅して調べてみると登山口のいやしの温泉は標高約750mなのだそうです。ということはこの日は標高差1100mの登りだったようです。東赤石の登り+100mですから、後で考えると、結構な歩きだったようです。

コメント

コメントを投稿

フォトアルバム
Powered by Six Apart

私のもうひとつのブログです。よろしく

更新ブログ