高瀑の滝、その2、イワタバコ
前夜に石鎚山系の地図を広げ、高瀑の滝付近の地図を見ようとしたのですが、位置がよくわからなかったので、予習ができませんでした。Eさんに尋ねると、西ノ冠岳の裏側と言うので、見てみるとなるほど、西ノ冠岳と二ノ森を結ぶ稜線の400mほど下に位置するようです。
駐車場からのコースタイムは1時間半となっています。それに地図上には、高瀑の滝から稜線にいたる道も記されているのですが、これは熟達者向きと書いてあって、コースタイムも2時間20分とあります。どうやら、悪路のようですね。
用意をして歩き始めたのは8時44分です。
最初は沢の右岸に沿って数分歩くのですが、3,4分も歩くと直ぐに渡渉点があります。この日は水量もそれほど多くなく、岩から岩へと伝って、すぐに渡渉できます。それでも渡渉があるならダブルストックを持ってくれば良かったと、ちょっと後悔しました。水量が多いときのためか、ロープなども張ってくれてあって、安心です。
左岸に沿って歩いていると、小さな滝状態の流れも見えて、なかなか綺麗な渓谷のようです。
この渓谷、高瀑渓谷(たかたるけいこく)と言うようで、秋には紅葉が見事なのだとか・・。
それにちょうど身頃の時期でした。
緑が濃くてマイナスイオンたっぷりです。
あまりに可愛くて、ここで5分間の撮影タイムとなってしまいましたが、実はここは二度目の渡渉点なのです。
8時57分、二度目の渡渉にかかります。
といっても、ここもたいしたことはありません。
もっとも、水量が多いときは難儀しそうですね。
去年もここを訪れているEさんは、登山靴ではなくこの日は長靴という選択をされたようです。私も滝と言うので、長靴がいいかなと一瞬迷ったのですが、普通のトレッキングシューズです。
ロープが張ってくれているので、これは有難く使わせていただきました。
この日は虫が多かったので、私以外のお2人はネット使用です。私は、ブヨなどにはあまり付きまとわれないほうなので、スプレータイプの虫除けをかけただけですが、歩き始めてからは虫もそれほどいなかったようです。
結局、二度の渡渉で、沢の右岸に戻り、あとはおおむね右岸を歩くことが多かったようです。
渡渉の後は道はしばらく樹林帯の歩きとなります。
足元に何やら紫色の小さな花が咲いてます。
この時期に咲くシソ科の花と言えば、マネキグサとかヤマジオウを思い出すのですが、どうもそれらとは違うようです。
葉っぱの形などから、どうやらオウギカズラのようですが、オウギカズラって春の花ですよね。
香川の山でもオウギカズラの咲く場所がありますが、時期は4月末とか5月初めだと思います。
この場所は標高は約1300mほど。
香川でオウギカズラが咲く場所は標高500mほどです。
花の時期がこれほど違うのは不思議です。
ちなみにこちらは去年の4月末に香川の山で撮影したオウギカズラです。
葉の様子などは少し違うものの、オウギカズラとしか思えませんが・・。
良く似たものではヒイラギソウというのもるようですが、こちらは四国には分布しないようです。
もし、この植物についてご教示いただけると有難いです。
このオウギカズラらしき花はこの後も結構な数が咲いていました。
ヤマホロシを見るのはちょっと久しぶりです。
自分のブログの記録を見ると、08年以来振りで見たようです。
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