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2011-08-20

青春18きっぷで伊吹山へ、その1、アプローチ

今週初めに、思いがけなくも伊吹山に登ってきました。

発端は8月13日に東京の義姉からかかってきた電話で、義兄のご母堂が亡くなったと言う電話でした。96歳という高齢の方でしたが、ごく最近までお元気だったそうで、葬儀はご母堂が住まわれていた大阪で15日にとり行うとのこと。

うちの義母や義父の葬儀にも遠方から駆けつけていただいているので、こちらからも主人が葬儀に出向くのが筋なのですが、ちょうどお盆休みとあって、主人は前々から決まっていた同窓会やゴルフの予定が入っています。市内に住む、義弟に電話したところ、これまた14,15日は家族旅行で鹿児島に行く予定とか・・。

結局、この期間に体が空いているのは私だけ・・・。そんな訳で急遽、主人の代理で15日の午後からの葬儀に出席することにしました。大阪まで行くのならば、葬儀が済んだ翌日にでも、どこか山に登るか山を見てこようと思ったのでした。

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画像は伊吹山8合目?辺りで見かけたクサボタンです。

7月末の新穂高付近でも見ましたが、ほとんどがまだ蕾で、ここで咲き始めの良い時期に見ることができました。

京阪神に行くのに一番便利なのは車で、普段の時期なら迷うことなく車で出かけるのですが、今回はお盆のUターンラッシュにかかりそうなので、車はやめました。新幹線や高速バスでも良いのですが、この時期ならちょうど青春18きっぷが利用できます。最近の新幹線はあまりに速くて車窓からの眺めが楽しめないのと、費用も高いので、私はほとんど利用していません。

P8192222 そんな事情で、今回は青春18きっぷを利用して15日の13時半からの葬儀に行くことにしました。

これなら、その後は行き先も自由で、切符が余れば末っ子の帰省用に郵送したりも自由です。

私は学生時代には周遊券を使って北海道一周とか東北一周の貧乏旅行を経験してますが、そういう旅ほど思い出に残っていますね。青春18きっぷは若い頃の行き先を決めない貧乏旅行と同じ感覚を楽しめる切符なのです。5枚綴りで11500円。一枚分でその日一日、普通電車ならばどこまででも乗ることができます。つまり、2300円で一日乗り放題と言う切符です。ただし、利用できる期間が決まってて、春と秋の二回、夏ならば7月20日~9月10日までしか使えません。つまり学生さんの夏休みに合わせているようです。青春とはつきますが、年齢制限はなく、老若男女、誰でも使えます。

P8192221 青春18きっぷを使いこなすのに欠かせないのが時刻表です。

普通電車を乗り継いで移動するので、接続時間や待ち合わせの時間などを調べておかないと、タイムロスが出るからです。

前日に大きな時刻表を買ってきて、茨木までの電車を調べました。

そうしたら、坂出を6時59分のマリンライナーに乗れば、茨木には昼前に十分着くことがわかりました。

後はお葬式の終わる時間しだいで行動を決めます。

P8172208 次に頭が痛いのは服装です。お葬式に出席するので、礼服と黒靴、黒のバッグは欠かせません。

靴はお葬式にも出られて、なおかつ簡単な山道ぐらいなら歩けそうなものをと思い、わざわざこんな靴を買ってきました。

これで伊吹山に登ったのですが、わざと泥がついたままの様子を撮りました。伊吹山だとこの程度の汚れで済むというのがわかります。

荷物は礼服を入れたバッグを手に持ち、背中には1年以上も前に買ったもののまだ使ってなかったザックを背負う事にしました。

山では新品のザックを使うのは妙に気恥ずかしくて、まだ使用してなかったのです。今回は街も歩くので、10年間使い込んだザックのほうが浮きそうなので(^_^;

15日当日は上衣は黒のチュニック、下はグレーのトレッキングパンツという格好で、坂出駅まで主人に送ってもらいました。

みどりの窓口で青春18きっぷを買い込み、6時59分発のマリンライナーに乗り込みます。

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7時46分に岡山に着き、8時9分発の相生行きを待ってる間に撮った「特急やくも」です。

この「やくも」は振り子式電車でよく揺れるため、20年ほど前、家族旅行で島根に行ったとき、車酔いがひどい私と娘は気分が悪くなって大変だったことがあります。そこで、その次山陰に行ったときは青春18きっぷを買い、家族で使ったという記憶があります。考えてみたら、昔からこのきっぷにお世話になってたわけですね。

P8151966 相生までの普通電車から撮影したカーブの様子です。

ここは山陽本線になるわけですが、山陽本線の電車に乗るのはずいぶん久しぶりです。

電車は空いていたので、岡山駅で買ったサンドイッチとコーヒーで朝ごはんにしました。

またお葬式用のお供えとして岡山駅でマスカットを買い、リュックに入れます。

岡山~相生間は1時間ちょっとで、相生から姫路までの短い区間は赤穂方面からの電車に乗り換え、姫路には9時45分着です。

姫路から先は京阪神方面への電車はいくらでも出ているので困りません。

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新快速に乗っても良かったのですが、時間は十分あるので、茨木に停まる快速に乗ります。

大阪駅に着いたら、天井が巨大なドーム状の屋根で覆われててびっくりしました。

大阪にはここ10年近く来てないのですが、梅田界隈も様変わりしているようですね。

P8151968 普段は極力人の少ないところにばかり行き、人ごみを避けているので、ちょっと人が多いと、それだけで疲れそうです。

結局、目的の茨木駅には11時半過ぎに着きました。

タクシーで茨木の山手のほうに行き、午後いっぱいは葬儀に出席していましたが、自宅での葬儀のため長時間正座したり、斎場までお見送りに行ったり、その後の初七日にも出席したので、結局、茨木駅に戻ってきたのは夕方7時前でした。

ここだけの話ですが、夏場のお葬式参列は山登りよりも疲れますね(^_^;

告別式だけの参列なら午後3時には終わると思い、15日のうちに富山方面まで行って、翌日は立山室堂に行って、立山を見るか、あるいはロープウエイで木曽駒方面にとも思っていたのですが、この時間では到底無理なので、この日は京都泊まりにしました。

P8161969 例のごとく、携帯からジャランネットにアクセスして、京都でその日泊まれるホテルを検索したら、駅近くのホテルがあったので、即、予約しました。

夕方7時に予約して1時間後の8時にはチエックインしていたホテルです。値段もリーズナブルだし、何より駅から徒歩1,2分というのが良かったです。

でも、京都までの電車の網棚にリュックを置き忘れてしまうというドジをやらかしました。(^_^;直ぐに気づいて、高槻駅で引き取ることができたのですが、ドジは若いときから変わりませんね。

翌日もこんな調子で行き当たりばったりの旅&山登りです。

コメント

こんにちは。
私も学生の頃は、周遊券をずいぶん利用しました。もっとも目的は鉄道写真で、今で言う“てっちゃん”です。青春18きっぷのガイド本をずいぶん昔に買った記憶がありますが、結局、まだ利用したことがありません。
それにしてもkeitannさんの行動力は、 “青春” そのものですね。

keitannさん、こんにちは(^-^*)/。
こちらは 今日は長袖のシャツでも肌寒いです。

岡山を通られたのですね。
青春18切符…びっくりです!私は、てっきり18歳までしか使えない、って思っていました(^_^;)。
アルプスに行った息子が、今回も使ったようなことを言っていたので…現役の一年生に買ってもらい…みんなで使ったのだな…なんて思っていました(笑)。

私も 学生時代は周遊券のお世話に良くなりました。
東北や北海道…。
わがままなので、スケッチ旅行は一人で…駅で始発を待ったり、友人宅を渡り歩いたり♪
今思うと親は心配だったことと思います。。。
記憶があやふやですが…親には言わずにあちこち行っていたかも(笑)。
懐かしいです。

多摩NTの住人様、こんばんは。

私たちの年代って周遊券を大いに利用した年代ですよね(ほんとは、私のほうが少し上だと思いますが(^_^;)
「撮り鉄」さんでいらっしゃいましたか?
あの頃でも鉄道ファンは多かったんですね。
私などは北海道一周は合宿の後だったので、キスリングにシュラフを入れたのをかついでいたので、釧路駅の駅舎で寝たり、素泊まり一泊500円と言う激安の宿に泊まったり・・・・普通では経験しないようなこともしましたよ。
でも、リッチなホテルに泊まったのより、そういう記憶のほうがよく覚えてるってのも不思議ですね。
その2年後には友人たちとニューオータニに泊まったりしたこともありましたが(^_^;
青春18きっぷは使いでがありますよ。
昔に、このきっぷがあれば、帰省時に利用して、本州の前線を回っていたことでしょうね。
ぜひ、これからでも利用されてみてくださいね。

なずなさん、こんばんは。

四国の我が家辺りでも今日は最高気温25℃ほどだったようで、涼しかったです。

青春18切符・・・結構、勘違いされてる方多いみたいですね。誰でも使えるんですよ。
我が家でも文中に書いたように、松江への旅から帰る際に特急やくもだと酔いがひどくて、普通電車で帰ることにして使用したことがありました。
その後、お出かけはもっぱら車が多くなって、出番がなかったのですが、末っ子が高2のとき大学の下見に上京すると言うので、そのときに使いました。
最初は私が時刻表を調べて、接続などもメモしてやったのですが、帰りは自分でなんとかしたようです。
昔の周遊券は2000円とか3000円であちこち行けて楽しかったですよね。私も、山登りには良く使いました。北海道の周遊券なんて、期間が2週間ほどもあって、東京からわずか12000円ぐらいでした。
東京から急行、青函連絡船、寝台列車、バスなどを乗り継いで2~3日もかけて羅臼まで入りました。
今ではほんとに得がたい思い出です。
若いときの旅はしておくものですね。

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