石鎚へ秋の花散策に、その7、下山
山頂は雨模様の天気で、風も少し吹いているので、山頂小屋に入らせてもらいました。
お昼も小屋の中で食べさせてもらいます。何も頼まずに小屋のテーブルを使わせていただくのも悪いので、食後に飴湯やコーヒーをそれぞれ頼みました。
石鎚山頂には何度も来ているのですが、小屋の中に入ったのは、私はこれが初めてでした、
今まで来たときはまずまずのお天気の時ばかりだったんですね。
食後に、外に出て、三ノ鎖を上から覗いてみました。
以前末っ子と来たときは、末っ子がまだ鎖に慣れてなかったので、鎖場は二ノ鎖までしか登らず、あとは巻道で登ったように記憶しています。でも、私は鎖場結構好きなほうなので、次に来るときは鎖場も面白そうなどと思ってしまいました。(^_^;
決して天気が良くないのに、ここまできちんと咲くものですね。
アサマリンドウだったら、曇っているだけでも絶対開かないです。
しばらく山頂で待っていましたが、ガスが取れそうもなく、この日は天狗を見ることは出来ませんでした。
山頂付近ではオオトウヒレンとアキノキリンソウがピンクと黄色で華やかな雰囲気で咲いています。
毎年、山頂付近で咲いている白花のミソガワソウが今年も忘れずに咲いていました。
ミソガワソウの花の時期って、1か月ぐらいありそうですね。
登りの時は気づかなかったのですが、山頂直下にフクオウソウも咲いていました。
ミヤマノダケは登りでも気づいていたのですが、花の咲いている株は下りで撮影することができました。
花はもう終盤のようでした。
これは表参道との分岐あたりですが、下を下って行くのは若い男の子です。
石鎚は四国では一番有名な山なので、若い人も多いですね。
13時50分にミソガワソウを最後に撮影してから、雨が本降りになってきたので、一眼カメラはザックの中にしまいこみました。
あとは、登ってきた道をひたすら引き返すのみです。
TさんやRさんといろいろな話をしながら、楽しく下れば、下りも苦になりませんね。
土小屋付近まで下ってきたら、出発時と同じように、やっぱり瓶が森の尾根が見えていました。
おまけに山肌には陽射しさえ見えます。
石鎚の標高1500m以上だけが曇っていたようです。
途中、シラヒゲソウの撮影にはたっぷりと時間を取りましたが、それ以後はカメラを仕舞い込んだので、撮影時間がなければ、まずまずの時間で歩けるようです。
靴を履き変えたりしていると、隣には、和歌山からマイクロバスで来ていた団体さんがいました。
ちょうど、大きな被害が紀伊半島に出ていたころでしたが、和歌山でも被害の出なかった地区の人たちなんでしょうね。
百名山ブームのせいで、土小屋には全国各地のナンバーを付けた車が見られます。
思ったより早めの下山ができたので、その後はのんびりとした気分で、帰路に就くことができました。
しかし、瓶ヶ森林道は帰りは案の定ガスっていたのですが、西条の町に下るころには、とても秋の夕方の陽射しとは思えないきつい陽射しが射していて、驚きました。
どうやら、下界は真夏並みの暑さだったようで、高山を歩いていた私たちだけが雨やガスでひんやりとした山の中を歩いていたようです。
それにしても、9月10日ごろの石鎚は夏の花もほぼ終わり、秋の花が咲きだす季節でした。
北アルプスなどでは8月も末になると山の花も終わっていますが、標高2000m弱の石鎚は9月も花を楽しむことができるんですね。むしろ、トウヒレンの仲間やレイジンソウ、ハナイカリは9月が見ごろなのだということがはっきりわかる良い機会となりました。
石鎚山花散策~お疲れ様でした!
何時もながらいい文章ですね~わかり易くて・・!
けっこう花が咲いていましたねぇ~この時期の石鎚も魅力ですね~また行きましょう!
投稿: え~ちゃん | 2011-09-19 09:28
え~ちゃん、こんばんは。
お馴染みの場所でも、少し時期を変えるだけで違う花が
見られえたり・・・・。
石鎚もいつもの石鎚とはちょっと違っていて、魅力的でしたね。
同じ山も季節を変えて歩くということ…大事です。
投稿: keitann | 2011-09-19 22:56