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2011-09-15

石鎚へ秋の花散策に、その4、フクオウソウとレイジンソウ

先ほどから、フクオウソウがそろそろ咲いているはずと思いながら、歩いているのですが、なかなか見当たりません。

以前、石鎚でフクオウソウを見たのは08年の9月27日で東稜コースを登った時です。

時期的に少し早いのでどうかな?と思っていたら、やっと見つけることができました。

P9103470

フクオウソウもまたキク科の花で、秋に入ると途端にキク科の花のオンパレードとなります。

私の図鑑にはしべが長く突き出た画像が記載されていて、ネット検索してもやはりしべが目立つ画像が多いのですが、石鎚山で見るフクオウソウは不思議としべが突き出てない花ばかりでした。

P1140604izennnohukuousou 因みに07年8月末に徳島の高越山で見かけたフクオウソウの画像を探してみました。

高越山のフクオウソウはしべが長いですよね。

自生地によって地域差のようなものがあるのかもしれません。

P9103473 今年は花の見ごろを見逃した感のあるシコクフウロの花もぽつぽつと出てきました。

代わりに今年は北アルプスでハクサンフウロをいやというほど見られたので、よしとしますか。

P9103477 木の枝越しに成就の鉄塔が見えます。

あの鉄塔は携帯三社の電波を中継する電波塔なのです。昔からの山仲間のS君に確かそんな風に聞いています。

おかげで石鎚周辺は携帯はばっちり通じます。

画像でははっきりしませんが、電波塔の向こう側には西条の平野部が、肉眼では見えていたのです。つまり平野部は晴れてるのです。

P9103478 山の斜面を覆うオオマルバノテンニンソウの群落です。

P9103480 10時46分、東稜分岐までやってきました。

山ガールが2人、見えますね。この日の石鎚は山ガール、山ボーイ、どちらも多かったです。

若い人に山ブームがおきているようですね。今年の夏は書店でも山関係の雑誌の発刊が目立ちました。

カラフルなウエアに身を包んだ若い人たちを山で見かけるのは嬉しいものです。

P9103482 ブナの立派な株の向こうを歩いているのは同行のEさんです。

P9103500

ハガクレツリフネも出てきました。

東稜分岐を過ぎるころから、石鎚のお花畑が始まります。

P9103501 伊吹山で8月に見ていますが、四国では今年初めて見るサラシナショウマです。

P9103486

レイジンソウです。

いつもよく来る8月半ばには、まだ少ししか咲いてないのですが、レイジンソウはずいぶん咲いていました。

P9103512 群生で咲くレイジンソウです。

石鎚にこんなにレイジンソウが多いとは思っていませんでした。

8月半ばと9月末には来ていますが、この季節は初めてなのです。レイジンソウの見ごろは9月上旬から中旬のようですね。

P9103492 前方のガスが取れて少し見えてきましたが、これは一時的なものだったようです。

またすぐに、ガスがかかってしまいました。

P9103504 木の幹に着生したミヤマヒキオコシです。

今年は雨がよく降ったので、こんな光景も見られるのですね。

P9103506 オオカメノキの赤い実が幻想的なガスの森の中に浮かび上がります。

こういう光景、好きです。

P9103508 木の間から時折、下のほうが見えるのですが、下のほうは日も射しているようですね。

思った通り、標高1500から上だけがガスっているようです。

P9103509 ヤマアジサイがドライフラワーの手前の状態になっていました。

ヤマでは夏の花はほぼ終わり、秋の花へと移行しています。

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