石鎚へ秋の花散策に、その4、フクオウソウとレイジンソウ
先ほどから、フクオウソウがそろそろ咲いているはずと思いながら、歩いているのですが、なかなか見当たりません。
以前、石鎚でフクオウソウを見たのは08年の9月27日で東稜コースを登った時です。
時期的に少し早いのでどうかな?と思っていたら、やっと見つけることができました。
フクオウソウもまたキク科の花で、秋に入ると途端にキク科の花のオンパレードとなります。
私の図鑑にはしべが長く突き出た画像が記載されていて、ネット検索してもやはりしべが目立つ画像が多いのですが、石鎚山で見るフクオウソウは不思議としべが突き出てない花ばかりでした。
因みに07年8月末に徳島の高越山で見かけたフクオウソウの画像を探してみました。
高越山のフクオウソウはしべが長いですよね。
自生地によって地域差のようなものがあるのかもしれません。
今年は花の見ごろを見逃した感のあるシコクフウロの花もぽつぽつと出てきました。
代わりに今年は北アルプスでハクサンフウロをいやというほど見られたので、よしとしますか。
あの鉄塔は携帯三社の電波を中継する電波塔なのです。昔からの山仲間のS君に確かそんな風に聞いています。
おかげで石鎚周辺は携帯はばっちり通じます。
画像でははっきりしませんが、電波塔の向こう側には西条の平野部が、肉眼では見えていたのです。つまり平野部は晴れてるのです。
山ガールが2人、見えますね。この日の石鎚は山ガール、山ボーイ、どちらも多かったです。
若い人に山ブームがおきているようですね。今年の夏は書店でも山関係の雑誌の発刊が目立ちました。
カラフルなウエアに身を包んだ若い人たちを山で見かけるのは嬉しいものです。
東稜分岐を過ぎるころから、石鎚のお花畑が始まります。
伊吹山で8月に見ていますが、四国では今年初めて見るサラシナショウマです。
レイジンソウです。
いつもよく来る8月半ばには、まだ少ししか咲いてないのですが、レイジンソウはずいぶん咲いていました。
石鎚にこんなにレイジンソウが多いとは思っていませんでした。
8月半ばと9月末には来ていますが、この季節は初めてなのです。レイジンソウの見ごろは9月上旬から中旬のようですね。
前方のガスが取れて少し見えてきましたが、これは一時的なものだったようです。
またすぐに、ガスがかかってしまいました。
今年は雨がよく降ったので、こんな光景も見られるのですね。
オオカメノキの赤い実が幻想的なガスの森の中に浮かび上がります。
こういう光景、好きです。
木の間から時折、下のほうが見えるのですが、下のほうは日も射しているようですね。
思った通り、標高1500から上だけがガスっているようです。
ヤマでは夏の花はほぼ終わり、秋の花へと移行しています。
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