今年も梶ヶ森へ、その11、マタタビの実
車道沿いにも例年、いろいろな花が見られて楽しいのですが、この日は何しろそれまでに見た花や木の実がずいぶんな数でした。
特にリンドウとセンブリは足元にずっと咲いているような状態でしたので、満足して下ります。
そこへ、今度はオオマルバノテンニンソウが現れました。
いつもですと咲き終わりのあまりきれいではない状態を見るのですが、今年は比較的綺麗に咲き残っていました。
今年は石鎚で、群生をみているのですが、標高1000mちょっとですと、まだ綺麗ですね。
ノブドウの色とりどりの実は毎年、宝石みたいで綺麗と感心します。
でも、これは虫がつくので食用にはならないようです。
葉っぱをしげしげと眺め、実の形をいつかネットで見たことがあると思い、しばらく考えてわかりました。
これはマタタビの実ですね。
マタタビの実は虫こぶがつくことが多く、その虫こぶつきの実を掌中に漬け込むと体に良いそうで、道の駅で売っているのを見たことがあります。
でも、虫こぶのついてない普通の実は初めて見ました。
うちの2匹の猫に何とかお土産に少し持って帰りたいと思いましたが、手が届かず、あきらめました。秋は木の実が多いので、何かカギのついた竿でも持ち歩けばいいんでしょうね。
ヤマボウシの実はここでも見かけましたが、葉が全部落ちていて、ちょっと異様な雰囲気です。
こちらは実は実でも食べられない実で、タカネハンショウヅルの実です。
時期がいつもより遅いので、標高の高い場所では花がほぼ終わって実になっていました。
6時間の間のんびりと、山登りというよりも花散策というペースで歩きましたので、疲れもほとんどありません。
帰りはいつものように私がハンドルを握り下りましたが、八畝の棚田だけは撮影して帰ろうということで、車を停めました。
ハゼの間に祠が見えているのは、この地区の氏神様なのだそうです。
こちらはフクジュソウで有名な南大王の集落方面を眺めた画像です。
奥に見える山々は徳島と高知の境の京柱峠周辺だろうと思います。
京柱周辺も、この数年、行っていませんが、心惹かれる場所ですね。
いつかは京柱峠から土佐矢筈に登りたいと思いながら、まだ果たせないでいます。
棚田の光景を眺めた後は、そのまま一路香川へと帰ってきました。
コメント