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2012-01-11

シコクバイカオウレン、開く

1月9日、トレーニング山行を別にすると、今年の初歩きとも言える山歩きをしてきました。

高知の山に行ったのですが、その機会を利用して、シコクバイカオウレンの様子を見てきました。

P1090973

咲いているか咲いてないか、期待半分という感じでしたが、ラッキーなことに咲いていてくれました。

それでも、ごく咲き初めと見えて、画像の花は、まだシベがそれほど展開してませんね。

P1090966 こちらの花は↑の画像の花よりは咲きすすんだものですが、それでも、まだまだ咲いて日が浅いようです。

今年はシコクバイカオウレンの開花がずいぶん早いようで、年末から咲いているという話も聞きましたが、噂に違わず、早い開花をこの目で確かめることができました。

P1090966_2 ↑のはトリミングした画像ですが、こちらは撮影したそのままの画像です。

環境は杉林の林床です。

P1090973_2 私にとっては1月のシコクバイカオウレンを見に行くのは2年ぶりのことでした。

剣山にもバイカオウレンが咲くのですが、こちらは5月ごろのようで、剣山のは、いまだに葉っぱしか見たことがないので、今年辺りは花も見てみたいものです。

それにしても同じ花が高知の平野部では1月初旬に咲き、剣山では5月に咲くのですから、狭い四国ですが、花の咲く環境はずいぶんいろいろですね。

因みに私は自宅でもバイカオウレンを育てていますが、こちらは園芸店で買ってきた株なので、バイカオウレンなのかシコクバイカオウレンなのか、はっきりしません。一昨年咲いた花から種を採取し、種まきしておいたら、去年の春にたくさん発芽して、今年は30株ほども育っています。

シコクバイカオウレンの特徴は花弁の舷部がコップ状になっていることです。バイカオウレンでは舷部が皿状なのだそうです。そうですというのは、本州の自生のバイカオウレンを私はまだ見たことがないからです。

花弁と言っても花弁に見える白いのは厳密には萼片で、シベの近くにある黄色いのが花弁です。

花の盛りの季節には杉林の林床を真っ白に染めるシコクバイカオウレンは、牧野富太郎博士がこよなく愛した花だそうです。

1月上旬からこの花が見られるとは、今年は春の訪れが早そうな気がします。

4年前にアップした、真っ白に群生で咲いているシコクバイカオウレンの記事はこちらです。

コメント

昨夜は4年前のシコクバイカオウレンの写真を見て、圧倒されました。大群落ですね。この世ならぬ、夢の世界のようでした。

そこからあちこち飛んで、高知の旅やら何やら楽しませてもらいましたよ。懐かしい地名も出てきたりして。
ありがとうございました!

703さん、こんばんは。

4年前のシコクバイカオウレンの群生、素晴らしかったでしょう?
1月末頃には地面を真っ白に染めるほどに咲くようです。
普通は1月末や2月初めと言うと、まだ花の影もない時期ですから、高知の暖かさは格別ですね。
高知の旅、一度いかがでしょうか?
そういえば、先日の鳴門訪問の際もご連絡しようかと思ったのですが、前日になって急に決まったので、連絡しそびれました。
春になったら、そちら方面もぜひお邪魔しますね。

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