10年目のセツブンソウのお花見、その1、岡山へ
セツブンソウと言う花のことを知ったのは、2002年頃のことです。
まだ山登り復活する前のこと、花を育てるのが好きな人たちが集う掲示板があり、その中の野草好きの方から初めて教えてもらったのがセツブンソウと言う花でした。わざわざセツブンソウの株まで送っていただいたこともあり、にわかにセツブンソウと言う花に興味がわき、自生地を見てみたいと思いました。
最初に岡山の英田にセツブンソウを見に行ったのは2003年のことでした。まだ、野草友達や山友達もおらず、母と義妹で見に行ったのを覚えています。それからほぼ毎年のように見に行ってますので、今年はちょうど10年目と言うことになります。
今年は花の開花も全般に遅れているので、2月末辺りに見に行ければと思いましたが、天気が悪くて、なかなか出ることができません。
自宅で咲いたセツブンソウも散り始めたこともあって、早く見に行かないとと焦り始めた頃、ふと天気予報を見てみると、3月3日は岡山の県北もまずまずの天気に変わっているのに気づきました。それとばかり山友達に連絡し、3日に行くことにしました。ちょうど週末なので、良くご一緒しているEさんとKさんもお誘いしたところ、2つ返事でOKとなりました。
一昨年、去年は、岡山と鳥取との県境の毛無山に登った帰りにセツブンソウを見ているのですが、今年は雪がずいぶん多いことや、足の不調もあって、毛無山ではなく、負担にならない低山をセットで登ることにしました。この時期はアテツマンサクを見たいこともあって、大佐山も考えたのですが、今年は開花が遅れている様子。ならば、セツブンソウ自生地近くで毎年「天神山登山口」と言う標識を見ていたので、この山とセットにするのも良いかと思いました。3,4時間で登れてちょうど良いぐらいのコースタイムです。一応、アイゼンとお風呂セットも持参するようメンバーにメール連絡を入れておきました。
当日はいつもよりは遅めの7時に坂出インター近くに集合です。
この日は自宅を出発した6時40分ごろの気温がすでに8度近くあり、ずいぶん暖かです。
道が凍っている心配もなさそうですが、念のため、Eさんの四駆を出していただきました。
瀬戸大橋を渡るときには海も穏やかで、良い感じです。
インターを下りて、下道を走り始めると、自然林の多い岡山の山が目に入ってきます。
四国の山とは趣が全然違う山に、この辺りは初めてのKさんはしばし見入っていました。
まず、山に登って、その後にセツブンソウを見る予定だったはずなのに、自生地近くを通りがかると、やっぱり様子を先に見たくて、車を停めてもらいました(^_^;
朝と午後とでは花の様子もまた違うので、それはそれで良しですね。時間はたっぷりあることですし・・。
セツブンソウ撮影は初めてというKさんは三脚にマクロレンズ、望遠レンズとすべてを持参して気合が入っています。
そして、今までコンデジだったEさんもつい最近一眼をゲットされたので、一眼デビューなのです。
私がまず最初に撮影したのは、ニリンソウ状態のセツブンソウでした。
セツブンソウは1本の茎に一つの花と言うのが圧倒的で、こういうのは珍しいですね。
ここの自生地は山の西斜面になるので、朝のうちは日が当たりません。
そして、夜のうちに雨が降ったか滴をまとった花もあって、どの花もうつむき加減に咲いています。
草丈も結構伸びているのは、ここ数日雨が降ったのと気温が高かったからのようです。
セツブンソウは雨にあたると花弁が透けたようになりますが、半分ぐらい透けているような雰囲気でした。
もう7年ほど前にこの場所に初めて来た時よりも、花は増えています。
最初は上のほうには咲いてなかったのですが、今は上のほうもヤブを伐採してくれたおかげで、その付近もセツブンソウがびっしり咲いているのです。
こんにちは。
一輪、二輪咲くセツブンソウも良いですが、やはりこの群生は素晴らしいですね。いつまでも残して欲しい風景です。
投稿: 多摩NTの住人 | 2012-03-06 08:51
keitannさん、こちらにもお邪魔します♪
セツブンソウ…やっぱり素敵ですね(*^^*)。
宝石みたいに綺麗で。
こんなに沢山、地生してるなんて…。
夢みたいで、信じられないような気がします。。。
私も セツブンソウを見たくて、関東の立川にある大きな公園で見れる(もちろん植えてあるもので)と知り、
行こうか迷いながら、結局、行かなかったのですが(^_^;)。
私には、クリスマスローズのチベタヌスと 透明感が、ちょっと似てるような(大きさは全然違うのでしょうが)気もします。
どちらも見たことないのですが(^_^;)。
いつか 見てみたいです♪
投稿: なずな | 2012-03-06 08:57
多摩NTの住人様、こんばんは。
人の手の入らない自生地ではぼつぼつと咲いているセツブンソウですが、人が保護するとこんなに群生するんですね。
フクジュソウも同じですが、人の手が少しだけ入ることによって、こういう山野草はずいぶんと住み心地が良くなるようです。
里山の自然と言えるでしょうね。
投稿: keitann | 2012-03-06 22:49
なずなさん、こんばんは。
ここの自生地は以前も書いたかもしれませんが、なずなさんのご実家からそう離れてないと思いますよ。
車の運転ができれば、たやすく行けるところだと思います。
関東では公園で植えられていたり、あるいは両神山というところに自生するそうですね。
クリスマスローズとセツブンソウは種まきから4年ほどで開花するところなど、よく似ていると思います。
ただし、セツブンソウは球根を作り、夏場は地上部がなくなるので、意外と管理が簡単ですよ。
エンゴサクもちょうどセツブンソウと同じような球根を作り、夏場は地上部が消え、2月3月に芽を出しますが、我が家では地植えでもちゃんと出てくるようになりました。ほどほどに手をかけるといいようです。
投稿: keitann | 2012-03-06 22:54