淡路島の諭鶴羽山に登る、その2、シハイスミレ
ウグイスカグラは香川の里山でも良く見かける木で、実は昨日も見てきたばかりですが、昨日見た木もその前に見た木も花は精々2.3輪しか咲かせてなかったのです。
山桜がほんの少しだけ咲いていますが、これからまだまだ標高を上げるので、咲いている木は見えなくなるでしょうね。
尾根を挟んで西側に先ほど登ってきた牛内ダムが、そして東側に諭鶴羽ダムが位置しているんですね。
初夏にはホタルがたくさん見られるということです。
距がずいぶん細くて典型的なシハイスミレの顔をしています。
香川では今年はまだシハイスミレを見てなかったので、私は大喜びです。
それに、そういえば、最近、四国の山でも斑入りシハイスミレを見てなかったような?
シハイスミレの花色はほんとに綺麗なピンクなのですが、この花色を出すのが難しい・・・。
後でわかったのですが、諭鶴羽山はアカガシの群落が見事に残っているそうです。
薄暗い樹林帯の道沿いにシキミの木が多く見られました。
シキミの木や花は四国の山ではあまり見たことがないので喜んでいると、Naさんが「こんなものではなくて、もっといっぱい咲いているはず」と教えていただきました。
サカキも自生のものを見るのはこれが初めてです。
ヒサカキも登り始めのところにたくさんありましたし、ヒサカキ、サカキ、シキミとくれば、神仏どちらにお参りするにも困りませんね。
Naさんからお聞きしたところによると、淡路島ではヒサカキのことをビショギと言い、宗派によるとヒサカキを仏花としてお供えするそうです。
香川ではヒサカキはサカキの代用品として神棚に供える木なので、仏壇にお供えすることは絶対ありません・・・これを聞いたときは心底驚きました。
所変われば・・・・・とはこのことですね。
それにしても、シキミの木がこれだけ山にあれば、山に入ってシキミを仏花用に切って帰る人もいることでしょう。
またまた道の傍らで見かけた、諭鶴羽山の植生についての説明板です。
シダの仲間は良くわからないのでともかくとして、ヤマビワというのも初めて聞きました。
こんな道標が随所にあって、山頂までの道のりがわかるようになっています。
また古くからの信仰の山らしく、丁石もいくつか見られました。
丁石から丁石までの道のりをおおよそで測って一丁がどのぐらいの距離なのか計算しようとしましたが、だいたい120mぐらい?と思いましたが、今検索して見ると、1丁は109mなんですね。
1里=約4Kmと言うのは知っていましたが、36丁で1里ってこと、皆さんご存知でしたか?私は初耳でした(^_^;
因みに私の住んでいる市内にも金比羅さんへの丁石が見られるんですよ。
Naさんによるともうすぐ山頂だそうです。
シキミの淡い黄色の花が咲き乱れた尾根道を登って行くと、そこが山頂でした。
予定より時間がかかって、1時間半以上もかかりましたね(^_^;
でも、滅多に来れない山ですから楽しんで登らなくては・・・。
山頂で汗をかいた後で飲もうと、保冷剤入りのクーラーで運び上げたノンアルコールビールで乾杯です。
と言っても、飲んだのはRさんと私だけで、NaさんとTさんはコーヒーに和三盆と渋い取り合わせでした。
で、私とRさんはノンアルコールビール後ももちろん、コーヒーもいただきました。
ノンカロリーだから良いのです(^_^;
汗をかいた後に、甘みのないすっきりとしたノンアルコールビール…なかなか良かったですよ。
こんにちは。
山歩きに一番良い季節ですね。
シハイスミレは西日本の花ということで、見たことがありません。
山頂でのビール。美味しそうですね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2012-04-14 10:34
地元民でありながら、諭鶴羽山のことを教えてもらっていますよ(笑)
ウグイスカグラもシハイスミレも見たことないし、ビショギやらサカキやら名前は聞くけれど、よく分かりません。さすがにシキミは見れば分かりますが。
連絡がないのを、だれか調子が悪いのかと心配していたのですが、丁寧に見て歩いてくださったのですね。
ノンアルコールビール、庭でいただきましたよ!
投稿: 703 | 2012-04-14 22:22
多摩NTの住人様、こんばんは。
3月から4月にかけては気温も低めで花は咲きだしていることだし、山歩きには良い季節ですね。
シハイスミレは香川県内でも、ちょっと内陸部のほうに行くと多いのですが、今年はまだ県内では見てないんですよ(^_^;
綺麗なピンクの花が独特で華やかなスミレです。
この日は私は運転手役でしたから、皆でノンアルコールビールでした。汗をかいた後は特に美味しいですね。
投稿: keitann | 2012-04-14 22:48
703さん、こんばんは。
その節はほんとうにお世話になりました。
きめ細かなご配慮をいただき、下山口までお迎えにきていただき、おかげさまで一つの山を通して歩くことができました。
ウグイスカグラやシハイスミレもご覧になったこと、ありませんか?(^_^;
香川の里山にはどちらも結構多いんですよ。
次回はこちらの低山をご案内しましょうね。
私の山歩きはいつもこんな風で、木も見れば花も見る、鳥も見れば虫も見るという風なので、結構、時間がかかるんですよ。
何も見なければ、それなりに早く歩けますが、せっかく登るのですから、いろいろと楽しみたいですね。
ノンアルコールビール、くせになりそうとRさんも言ってました。
カロリーオフが何より素晴らしいですね(^_^;
投稿: keitann | 2012-04-14 23:00