012年、ヒカゲツツジのお花見、その4、シハイスミレ
登山道からほんの少し上によじ登ると石鎚を背景にしてアケボノツツジを撮影できるのですが、すでに先行されている方がいらしたので、もう一段上まで登って撮影します。
この辺りはまだ比較的花つきの良いほうでしたが、それでも全体的にはアケボノの裏年と言う感じが否めません。
比較のために2008年5月18日に登った時の画像をアップしてみました。
同じ場所からの撮影です。
時期もほぼ同じですね。
リョウブの芽吹きは他の木々の芽吹きに比べると黄色っぽい色合いです。
Mさんも花の名前は自信がなさそうでしたが、樹木の名前はよくご存知です。
やがて、コメツツジも見えてきて、岩黒山頂が近いことを知らせてくれます。
こんなに石鎚がすっきりと見えているのですから、歩きも楽しいですね。
この日は結構年配の方々のグループなども多く、岩黒山への稜線歩きでこれほど多くの人を見るのは、私としては初めてでした。
岩黒山のアケボノツツジが最近は有名になったのかも・・・。
Mさんに「スミレが咲いてますよ」と教えていただき見てみると、シハイスミレが足元に咲いていました。
こんなに標高の高い場所でもシハイスミレが咲いてるんですね。
岩黒山の山頂付近でトウカイスミレを見た記憶はあったのですが・・・。
筒上の巨大なドーム型の山容とその下に丸滝小屋の屋根が良く見えています。
西ノ冠山も見えてきたようです。
後方の男性はまったく見知らぬ方で、その方の周囲に見えているのがコメツツジです。
山頂にはすでに7~8人の方々がいらっしゃいました。
岩黒山頂でこんなにたくさんの人を見たのは初めてのような??
ゴヨウツツジの季節になると、皆さん稜線歩きは敬遠されるのか、あまり岩黒山頂では人影を見ないことが多いです。
画像に写っている方もまったく見知らぬ方です。
遠くに、二ツ岳まで見えているようです。
ここから二ツ岳が見えたのは初めてだと思いました。
そして、撮影は無理でしたが、肉眼では剣山系と思しき山塊も見えていたのです。秋や冬場ならともかく、春は遠望はそれほど期待できない季節なので、これだけ見えることは珍しいですよね。
いつまでも展望を楽しんでいたいところですが、次々と登ってくる方がいるので、そろそろ出発したほうが良さそうです。
それにどういうわけか、この日の岩黒山頂はブヨがずいぶん多かったです。
私は二度目の虫よけスプレーを使ったほどでした。
岩黒からの下りで楽しみにしていた岩場のアケボノツツジも、今年はちょっとがっかりな眺めでした。
この場所のアケボノは、年によってはずいぶん素晴らしいのですが・・・。
その代わりと言ってはなんですが、石鎚山系の山々が素晴らしく良く見渡せます。
後ろを振り返ると、真っ青な空の下、岩黒山頂から丸滝方面へと向かう人たちが続きます。
10時10分、丸滝小屋へと向かう、稜線伝いの道とトラバース道への分岐を通過します。
ここでMさんから意外なことを聞きました。
Mさんは今まで何度も筒上に登っているのだそうですが、ここからはいつもトラバース道へと下っているそうです。
Mさんはご自分でトップを歩かれることはなく、パーティーのリーダーにコースを任せてあるそうですが、それまで参加していたパーティーでは稜線伝いのコースを歩いたことがないということです。
なので、稜線伝いのルートがあるとはご存じなかったとか・・・。
稜線伝いの道を歩きながら「こんなに良い道があったとは」と不思議がっていました。
丸滝小屋にもうすぐ着くというところで、この日二つ目の石鎚とアケボノとの撮影ポイントがあります。
が、ここもやっぱりアケボノが貧弱で残念でした。
石鎚がこの日は素晴らしく良く見えていただけに、ほんとに惜しい・・・。
こんにちは。
良いお天気の山登りで楽しそうですね。
スミレはもうすっかり姿を消してしまいましたが、高いところではまだ見られるんですね。シハイスミレは当方では見られないようです。
投稿: 多摩NTの住人 | 2012-05-27 17:41
多摩NTの住人様、こんばんは。
山岳展望の楽しめる山登りでは展望が良いのと悪いのとでは天と地ほどの差がありますね。
この日は春にもかかわらず、視界の良く利く素晴らしい日でした。
スミレは5月末でも高山に行くとまだ咲いていますね。
この日は帰りに通った道ではスミレをたくさん見られましたよ。
投稿: keitann | 2012-05-27 22:52