012年、ヒカゲツツジのお花見、その3、コヨウラクツツジ
まだまだ咲き始めで、咲いていた花はそう多くはありませんでしたが、ぼつぼつと咲いていました。
小さな花で花径1センチもないかもしれません。歩くのに必死だと見落としてしまう花ですね。
ダケカンバは芽吹きがずいぶん遅いようで、他の木が芽吹きを始めている季節でも裸木のままです。
登り始めてすぐに、石鎚と二ノ森が綺麗に見える場所があります。
Mさんがこの日見たがってらしたオオカメノキが咲き始めていました。
そういえばMさんはこの前の週末にも土小屋~岩黒山~筒上山~手箱山と歩かれたそうですが、そのときはなんとアケボノツツジに霧氷が着いていて花がだめになっていたそうです。
数年前にも4月末に低温になった日があってアケボノツツジの花芽が相当落ちてしまい、その年のアケボノがダメージを受けたことがありました。
花に嵐と言いますが、花の時期直前の寒波、霧氷というのもむごいものですね。
数は少ないですが、きれいなピンクのアケボノツツジがまず見えてきました。
私は去年はアケボノをとうとう見ずに終わったので、花数は少なくても、なんとか綺麗な状態の花を見てみたいというのがこの日の願いでした。
アケボノツツジの魅力は何と言っても花色の艶やかなピンクですね。
こんな綺麗な色のツツジが山に咲くこと自体、ほんとに不思議です。
登山道は最初は稜線の西側を巻いているので、丸滝小屋がかなり近くに見えます。
この日の予定は、丸滝小屋からすぐ向こうのヒカゲツツジの咲く場所までです。
いつも瓶ヶ森とアケボノツツジとのツーショットを楽しんでいる場所では、アケボノツツジのあまりの貧弱さにちょっとがっかりでした。
この木は大株ですが、今年はずいぶん花数が少ないようです。
その後の登りの途中では、それでもまずまずのアケボノが見えていました。
花がすっかり終わったというわけではなく、今年は一体に咲き具合が良くないようですね。
こちらはブナ林になっています。
ブナは一部芽吹いているのも見えましたが、ここは標高が結構あるので、まだ芽吹きが始まってない木も見られます。
中にはこんな気の早いブナもあって、青々と新葉を茂らせつつあります。
ブナの若葉は5月最初の岡山の伯州山でたっぷり楽しんだばかりです。
この時期は標高によってブナはいろいろな姿で出迎えてくれますね。
やがて、この日見た中で一番綺麗なアケボノツツジが見えてきました。
素晴らしい色です。
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