4月下旬の散策から、ショウジョウバカマなど
3月は高知や徳島の山地で、シロバナショウジョウバカマをいやと言うほど眺めましたが、4月に入ると普通のショウジョウバカマを見るようになります。
不思議と、香川と愛媛の山に咲くのは普通のショウジョウバカマですね。
香川の山ではわずか標高200m程度の山地でもショウジョウバカマの葉を見かけるのですが、いざ春が来てみると、他の花を見るのが忙しく、なかなかその場所に行くことができませんね。
これは標高の比較的高い県境の山地に咲いていたショウジョウバカマです。
今年は雨が多いので、ショウジョウバカマも背が高くなっています。
4月下旬になると、沢沿いなどのちょっと湿っぽい場所にはツルカノコソウなども良く見かけます。
ツルカノコソウはよくある花ですが、カノコソウとなると四国でもまだ一か所でしか見たことはありません。
4月下旬になっていても、県内の高い山ではまだアワコバイモが綺麗な状態で咲いていました。
標高をずらして見に行けば、コバイモ類もかなり長期間にわたって見られるということがよくわかりました。
私は標高1300m付近の山でもアワコバイモを見たことがありますが、その標高なら5月上旬ごろでも見られるのではないかと思っています。
逆に標高の低い場所で4月半ばに見ていたフデリンドウですが、4月末には標高900m程度の場所で見ることができました。この場所も今まではフデリンドウを見たことのない場所でしたが、種子が眠っていたようです。
またタニギキョウも今年は4月下旬に見ましたが、私がタニギキョウを見た中では最も早い記録ですね。
フッキソウも四国ではあまり見ることのできない花ですが、今年は咲いている姿を初めて見ました。
きっと5月も一度や二度は出会えることと思います。
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