初夏の高知山地ドライブ、その3、コミヤマスミレ
ここまで来たのだからと、教えられたとおりに左に坂道を登って行き、コテージの間を縫うようにつけられた細い坂道を車で上がっていきます。近道だと教わったのですが、一度では曲がりきれず、ハンドルを切り返さなければならないようなカーブを数度曲がったら、ようやく林道らしき道に出ました。
どうやらこの林道沿いに雨ヶ森の登山口があるようです。
きょろきょろしながら走っていると、路肩が少し広くなったところに、登山口の道標がありました。
登山口付近に咲いていたジシバリの花です。もちろん、今年になって何度も見ていますが、撮影は初めて・・・。
画像中にはホトトギスの葉も見えています。
登山口からしばらくは杉の植林帯になっていて、何度もジグザグに折り返してついている林道の間を直登してついている登山道が見えました。
ざっと見た限りではナガバノスミレサイシンとエイザンスミレの葉がありました。
キッコウハグマの葉も見えています。
この登山口から雨ヶ森山頂には2時間ほどで登れるようで、往復4時間のコースタイムと書かれていました。
雨ヶ森は手箱山の稜線を歩いていると、南に良く見える山なので、これを機にそのうち一度登ってみたくなりました。
ただ、マムシが多いようですね(^_^;
20分ほど登山口付近をうろうろしたり登ったりした後、再び、安居渓谷に引き返すことにしました。
帰りはコテージの間を縫うう道はやめにして、林道経由で下りました。少し時間が余分にかかりますが、ハンドルを切り返さなくて良いので楽です。
林道を下りきったところに昇竜の滝の道標がありました。
これは宝来山という山が見えているようです。
日曜でしたが、だれも来ていません。
途中、コケイランが咲いていましたが、緑に溶け込んでわかりにくかったです。
おまけに薄暗くて画像がぼけてしまいました(^_^;
コケイランは良く目にするランです。
途中でスミレが咲いていると思いましたが、まずは滝まで行くことにしました。
これも滝や沢沿いには多いシコクチャルメルソウの葉があちこちに見られます。
ウワバミソウと何かネコノメの仲間の葉のようなものが見えています。
滝の近くでは必ずと言ってよいぐらい見ますが、色と言い形と言い可愛い花です。
実を言うとコミヤマスミレを見たのはこれが初めてでした。
こんなに遅い季節に、さほど高山とも言えないような場所に咲くスミレと言えば、ツボスミレぐらいですが、明らかにツボスミレとは違う葉っぱをしていますから、すぐにわかります。
最初に撮影したのは綺麗な斑入りの個体です。
この一週間後に愛媛の別の場所でもコミヤマスミレを見ましたが、その場所では黒っぽい葉をしたコミヤマスミレを見ました。
しかし、どれも斑入りの葉かと思えば、ちょっと離れたと頃には、こんな緑一色の葉をした個体もありました。
シハイスミレのように、葉の変異が多そうなスミレですね。
遊歩道から再び車道に引き返し、車に乗り込んで駐車場のほうに戻ります。
途中で、まだ綺麗なヤマブキが咲いていました。
ヤマブキの花も見るのは県内でも何度も見たのに、撮影はこれが初めてのような?
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