新緑の伯州山に登る、おまけの花散策
駐車場まで帰ってきたら、山頂直下の小屋でお別れしたSさんの車はもう見えませんでした。
やっぱり、周回コースのほうが時間がかかるようですね。
でも、まだまだ時間が早いので、朝方、まだ開花してなかった登山口付近のキクザキイチゲをもう一度見に行くことにしました。
思っていた通り、朝から陽射しを浴びたおかげでキクザキイチゲは一斉に開花していました。
こんなにたくさんのキクザキイチゲを見たのは初めてなので、二人で大喜びしました。
四国でも咲くユキワリイチゲと比べると、葉っぱも薄くていかにも雪の積もる山里に咲きそうな繊細な花ですね。
雪の多いところでは結構普通に見られるようですが、私たち四国の人間には憧れの花でもありますね。
朝方撮影したトキワイカリソウも陽射しが射していると、生き生きとしています。
イカリソウは咲いている花よりも花芽のほうが圧倒的に多く、伯州山にはトキワイカリソウもかなり咲くと思われました。
畦道ではニョイスミレも咲いていて、早春の花から晩春ンお花が揃って咲いているような印象を受けました。
四国ですとニョイスミレは春遅くに咲くスミレと言う印象がありますね。
オオタチツボスミレとタチツボスミレは微妙に咲き分けしているように見えましたが、どちらかというとオオタチツボスミレのほうが日向を好むように見受けました。
伯州山の山裾の集落には「うたたねの里」という施設があって、食事などができるようで、Rさんに誘われて寄り道してみました。
「うたたねの里」から眺めた伯州山方面ですが、画像に写っているのは伯州山から西に続く山です。
近くでヤマメを焼いて売っていたおじさんが伯州山を教えてくれましたが、杉の木の向こう側に見えているのが伯州山だそうです。
この辺りの山は岡山の分県ガイドにも記載のない山ばかりですが、意外と花は多そうです。
因みにお昼でちょうどおなかが空いていたのでヤマメの塩焼きをいただいたのですが、炭火焼で串に刺したヤマメはとても美味しかったです。
今までイワナ、アマゴは食べたことがありましたが「ヤマメは初めて」とおじさんに言うと「焼いて食べればどれも同じ」と言われました(^_^;
それにしてものどかな光景ですね。
田んぼでは田植えの準備なのかトラクターなども見かけました。
次の訪問地、岡山森林公園へと向かう途中で、もう一度オオタチツボスミレをじっくり撮影しました。
何しろ四国ではあまり見られないスミレです。
葉っぱが大きくて、タチツボスミレとは明らかに見た目も違います。
伯州山へ来るときに利用した179号を津山方面に少し戻り、標識に従って西に進むと岡山森林公園に行くようです。
途中、川に沿って坂道をどんどん登って行くと、高い場所でツツジが咲いているのが見えたので、車を停めました。
ミツバツツジですね。
ミツバツツジと言えば、4月下旬にバス旅行で奈良方面に行ったのですが、バスの車窓から見えるツツジの色がどれもミツバツツジの色でしたが、山陽道付近は三つ葉ツツジしか咲かないのでしょうか?
四国だとツツジの色は赤やピンクがあって、車窓から眺めるだけでも結構艶やかなのですが・・・。
この沢は羽出川というのかな?
山桜も時折素晴らしい姿を見せてくれ、素晴らしいドライブです。
走る私の目に、サンインシロカネソウのような姿が見えました。運転しながらサンインシロカネソウが目に入るなんて、我ながらちょっと呆れましたが(一応、二度目のゴールド免許書持ってます)
ウワバミソウといっしょに咲いています。
キンシベボタンネコノメソウもちょうど日が当たって、綺麗に見えました。
標準レンズを忘れたのが悔やまれますが、ま、こういうこともあるでしょう。
気にしない、気にしない・・・。
結局、森林公園には14時25分ごろ到着したのですが、GWとあって、管理棟付近はたくさんの車で駐車できず、少し奥に入ったところの道路の広くなった路肩に駐車したのでした。
keitannさん、こんばんは。
運転しながら花を見付ける事は良く有りますが
小さなサンインシロカネソウを見付けるとは凄い眼力ですね^^)
投稿: k2 | 2012-05-18 22:52
k2さん、こんばんは。
運転しながら花を見つけること、やっぱりk2さんも良く経験されますか?
私も年々、近くより遠くのほうが良く見えるほうなので(^_^;、遠くにある花も結構見えますよ。
サンインシロカネソウは葉の色が独特の淡い緑色をしていて、それでわかりました。それに沢の近くで咲いているので、そういうところを知らず知らず見ていますね。
投稿: keitann | 2012-05-18 23:52